Vol.42 足裏のナゼナゼ?

みなさんは普段の生活のなかで足の裏について意識することはありますか。

実は足裏は「心身の健康を映す鏡」といわれるほど大切なはたらきがあります。

○足裏の構造

足はくるぶしから指先まで、脚はアシのつけ根から足先までの全体を指します。

 

? それでは、足の骨の数はいくつでしょう

正解は、片足28個、両足で56個の骨で構成されております。

なんと、足だけで体全体の骨の4分の1を占めているのです。

そしてこれらの骨が腱や関節包に結合し骨格が形成されます。さらに筋肉などの

はたらきにより歩行や運動が可能になります。

  • 趾骨(前足部に14本の足指の骨):親指には2つの骨があり、残りの4本の

足指にそれぞれ3個ずつの骨で形成されています。

足の親指だけが一番大きな理由は、足の指の中での移動や立っているとき最も多くの力を受けるからです。

  • 中足部の5本の骨:これらの骨はそれぞれの体の内側、外側の体重を支える役割を果たしています。
  • 後足部の7本の骨:踵骨は、足を構成する骨の中で最も大きいものです。

歩行時に体重の最初に衝撃を支えることができる最も大きな骨であり、立っている時には体重を支えてバランスを保ちます。

さらに腱の中にちいさな種子骨が2個あります。

足にはたくさんの骨が集まり土台となって体を支えているのですね!

 

 「土踏まず」はナゼ凹んでいるの

土踏まずは他の動物にはなく人間にしかありません。

しかし人間でも生まれつき備わっているわけではなく、足を使って転ばずに歩ける

ようになる3歳ごろから、徐々に作られます。

そしてなんと、土踏まずは片足に3つあるそうです。

 

①親指からかかとまでの内側の土踏まず

身体の左右のバランスをとるため

②親指から小指までの先端の土踏まず

身体の前後のバランスをとるため

③指からかかとまでの外側の土踏まず

身体をひねったりする際のバランスをとるため

○土踏まずの役割

・立った姿勢の体のバランスをとる

・足裏の血管や神経の保護

・足の裏にアーチを作ることで、歩いたり走ったりするときに地面から受ける衝撃を

やわらげ、クッションのような役目を果たしている

 長時間立っていると足の裏がジンジン痛くなるのはナゼなの

それは、扁平足によって起こる足底筋膜炎かもしれません。

扁平足とは足裏が平べったく「土踏まず」と呼ばれるアーチがない状態です。

その原因として、靴があっていない場合や歩き方のバランスの悪さ、運動不足、肥満

など定期的な普段の行動によるものが多いようです。

扁平足は、体を支えるバランスが崩れることで、足や腰に痛みが出るようになり、

腰痛や肩こりなど全身に影響を与えます。

その改善策としては、裸足で生活する、ストレッチやかかと上げ、足の指運動など

足裏の筋肉と靭帯を鍛える運動を根気強く続けることが大切です。

○足裏から分かる健康                                                                                               

ピンク 心身ともに健康
内臓や血液に負担がかかっている
エネルギーやイライラが過剰にたまった状態
疲労蓄積、肝機能の低下
血行不良、冷え症
貧血気味、栄養不足、過度なストレス

 

足のにおい
お酢のような酸っぱいにおい 強い緊張状態により自律神経が乱れている可能性
チーズ・納豆のようなにおい 足のお手入れ不足です。不衛生な状態が続くと水虫や
爪水虫になる可能性もありますので十分注意しましょう
油が酸化したようなにおい 肝臓・消化器系にトラブルがある可能性
お酒の量を控えたり、果物・野菜などデトックス作用の
ある食材を積極的に食べるようにしましょう
雑巾のようなにおい 腸内環境が乱れている可能性
ビフィズス菌を含むヨーグルトなどを取り入れると同時に普段の食生活について改めて見直すようにしましょう

 

○足裏の洗い方

それでは最後に足の洗い方についてご紹介します。

みなさんも1日支えられた足の裏に「今日もありがとう、これからもよろしくネ」

と声を掛けながらしゅわしゅわ洗ってみましょう(^_-)-☆

 

 

 

 

⑴足を温める

洗面器にお湯を張り、足をつけて足に水分を吸わせましょう

 

⑵石鹸でやさしく丁寧に

ボディソープには保湿成分が入っているので、靴を履いた時にムレることがあります。

また、ゴシゴシ洗うと皮膚が傷つき菌が繁殖しやすくなり、においの原因にもなります。

指の間や爪は汚れが残りやすいので丁寧に洗いましょう。

⑶タオルで十分に水気を拭き取り足が乾いた状態で角質ケアを

古い角質は細菌の餌になるので、落としましょう。力を入れすぎず一定方向にやすりで

ケアしましょう。

なお、お風呂場は湿気が多く雑菌が繁殖しやすいため場所を移して行った方が良いそう

です。

 

⑷しっかりと保湿しましょう

ケア後の足はそのままにするとすぐに乾燥し固くなってしまうので、クリームなどで

しっかり保湿をしましょう。

 

さて、今回の「足裏特集」いかがでしたか。

中敷き、靴を履くときに直接ふれる足の裏。実にこんなにも多くの機能を有しているの

ですね!

これから気候も涼しくなり心身のリフレッシュにお出かけをする機会もふえることと

思います。

みなさんも日頃のケアを大切に、それぞれの「秋」をお楽しみくださいネ♡

Vol.41 登山とアシートPart② ~夏山編~

8月も暑い日が続いていますね。

最近は外に出るだけで汗が噴き出てきます。

皆さまもお出掛けの際などは水分補給をしっかり行って熱中症などにはお気を付けください。

 

さて、今回の「知って得するインソールの豆知識」は登山とアシートPart②ということで、夏の「筑波山」に登ってきました。

日にちは世間が今年一番の暑さといっていた三連休の中日の7月15日(日)です。

まずは電車とバスを使って筑波山神社を目指します。

バスはつくば駅から8時の筑波山神社直行便でしたが、補助席までいっぱいとなり、次のバス待ちの方も大勢な状態。筑波山結構な人気です。

(駅写真)

(神社2)

神社でアシートを装備(Oタイプを使用)。

 

(靴アシート)

今回は暑さもあり、登りはケーブルカーで山頂付近まで移動し、男山山頂と女山山頂を登り下山するコースにしました。

 

  (ケーブルカー)

ケーブルカーで「つくば山山頂駅」まで上がると涼しくびっくりしました!気温23度です。ただ湿度も高く登山中は暑くなってしまいました。

 

(山頂駅)

 

筑波山は登りやすいイメージがあったのですが、結構岩場が多く少し大変でした。すれ違う人も登りやすいイメージがあったのか何度か「あとどれくらいで山頂着きますか?」と聞かれる事が多かったです。

 

(登山風景)

(登山風景石)

男山山頂はガスっていてあまり景色を見ることは出来ず少し残念でした。女山山頂はガスも少し晴れて景色も見る事が出来ました。

 

(男体山山頂)

(男体山山頂風景)

(女体山山頂)

(女体山山頂風景)

最後は蕎麦を食べて帰ってきました。

 

(そば)

さてアシートはどうだったのかというと、足汗をしっかり吸収してくれていた為、かなり暑い日でしたが、靴ムレを感じることはなく登山を終えることが出来ました。

ただ、アシートの状態はと言うと結構なダメージがありました。今回は岩場が多く、下りが多かった為か破けや折れが目立ちました。足場の少し悪い急な下りの時は靴の中で少し滑る感じもありました。

 

(靴アシート使用後)

(靴アシート使用後裏)

 

最後に

今回のテーマいかがだったでしょうか。

夏の登山ということでかなり暑かったのですが、山頂付近は平地に比べるとだいぶ涼しく楽しく登山が出来ました。まだこれから夏休みという方もいると思います。皆さんもアシートを履いて登山に出かけてみてはどうでしょうか?

Vol.40 爪について

さて、今回の「知って得するインソールの豆知識」は「爪」についての特集です。

 

 

ん?なぜ「爪」??

 

疑問に思うかもしれませんね。(^_^;)

アシートで足元をケアするように、足の爪もしっかりケアする箇所なので今回は特集してみました。

プロのネイリストによる指先の手入れは、日本ではアートネイルが一般的ですが、ネイルケアについてネイリストという名称も、手指のマニキュアリスト、足指のペディキュアリストに分けられます。最近では男性でもネイルケアをする美意識が高いおしゃれ男子が多いみたいですが、今回の特集は男女問わず気軽に楽しんでもらえるのではないでしょうか。

「爪」って奥が深いんです。

 

 

 

  • そもそも爪って何?

爪は皮ふの付属器官で、手と足のそれぞれの指先を保護する役目があります。

 

  • 「爪」の成り立ち?

指先の先端の部分では、骨は爪の中央の途中までしかなく、骨のない部分では、すべて爪が力を支えています。足の爪の役割は、手の爪と異なり、安定して体を支え、歩く時にも爪先に力を入れる働きがあります。爪は、手と足の機能に欠かすことのできない大切な部分です。

 

  • 爪って何でできているの?

爪の主成分は「ケラチン」という繊維タンパク質からできています。ケラチンはアミノ酸の一種であるシスチンの含有によって軟ケラチンと硬ケラチンに分けられ、爪はシスチンを多く含んでいる硬ケラチンからできている為、硬くなります。

 

  • 爪は生き物?

爪は呼吸をしておらず爪の表面からは常に水分が蒸発しています。ネイルカラーを塗っても、爪の水分の蒸発は妨げられませんが、付け爪・人工爪(アクリル樹脂)を装着すると、爪の水分の蒸発が妨げられ、自爪は弱くなります。

 

  • どれくらいの早さで爪は伸びるの?

健康な成人→約0.1mm/1日

乳幼児や高齢者→約0.07~0.08mm/1日

※指によって違いはありますが、爪の伸びるスピードは年を重ねるごとに早くなり、20代をピークにだんだん遅くなります。厚みについても年齢が増えていくことにより増します。また、手と足の爪では足の爪の方が厚くて成長スピードは遅く、冬よりも夏の方が爪の伸びが早くなります。

 

  • 爪を切る目的って?

爪は伸びすぎると折れたり、引っ掛けたり、汚れたりします。また、社会的には爪の汚れや爪の長さはマナーとしてきれいにこころがける必要がありますね。爪と皮膚の間には、角質という皮膚などの老廃物がたまりやすく、白癬菌(水虫の原因菌)が繁殖する場合があります。

 

 

☆おまけ☆

皆さんは普段足の爪のケアはしてますか?

足の臭いの原因となる雑菌は垢が大好きで、爪の中にたまった垢から臭いが発生する原因となっている事もあります。特にたまりやすいのが親指の爪の上角のあたり。ここが垢がたまりやすいポイントなのです。

 

 

ではどのようにケアすればいいか。実は意外と簡単なんです。

・入浴中に専用ブラシ(歯ブラシやフェイスブラシ等)でお手入れする。

・普段から足の爪は伸ばしすぎず切りすぎないようにする。爪切りなどで四角く切って、角の尖りはストッキングや靴下に引っかからないように注意してください。ヤスリを使用したケアもおすすめで、ヤスリでけずって平らにしてから研磨剤でこすると見た目ではっきりと分かるくらいピッカピカになります!

 

今回の特集はいかがだったでしょうか。爪のケア、特に足の爪はついつい怠りがちになってしまいますが、足元から清潔な状態をこころがけてみんなで快適ライフを目指しましょう!

次回の知って得するインソールの豆知識もお楽しみに!!

Vol.39 足の臭いの原因

今回の豆知識のテーマは

「足の臭いの原因」です。

 

皆さんが普段足の臭いに対してどのように思っているか

223人の方(男性108人女性115人)にアンケートにお答えいただきました。

年齢は男性が50代60代、女性が30代40代と多くなりました。

自分の臭いと他人の臭いに対しても同じくらい気にされている事が分かりました。

 

「自分または他人の足の臭いが気になる瞬間はいつですか?」という問いには「靴を脱いだ瞬間」という声が1番多く、「座敷に上がる時」「知人の家にお邪魔する時」「1日中歩いた時」などという声もありました。

 

今回アンケートを実施して多くの方が足の臭いを気にされているのが分かりました。

 

それでは本題に入りましょう。足の臭いについて説明させて頂きます。

足の裏やつま先は、体の中でも汗腺が多く、1日に両足でコップ1杯分(約200mL)の汗をかくと言われています。

足の裏の汗腺である「エクリン腺」から出る汗は本来無臭です。足の臭いの原因は細菌、角質・垢、疲労・ストレスなどによるものです。足の臭いの主な原因は細菌です。足にもともと潜んでいる常在菌が、汗と混ざり皮脂や古い角質、垢などの汚れを分解し、臭いの元となる「イソ吉草酸」という物質ができあがり臭いを発生させます。

常在菌が活動するのに最適な環境が足がムレることで、皮膚の角質層がよりはがれやすくなり、細菌の栄養素がどんどん供給されます。また疲労やストレスからくることもあります。疲労が体に蓄積されると、肝臓や腎臓の働きが弱るため、本来尿として出てくるはずのアンモニアが血液によって全身を巡り、皮膚から出てくるようになります。特に立ち仕事などで疲れた足は血行が悪くなり、下半身に血液と老廃物が溜まりやすくなります。そのため、毒素のアンモニアが老廃物として排出され、疲労臭が発生します。またストレスで「精神性発汗」し、緊張する局面になると汗の分泌量が増え、結果的に臭くなります。ストレスが溜まることで疲労臭の原因にもなります。

足は、日頃から靴や靴下で長時間おおわれていて密閉状態にあるので、汗が蒸発せずに足の温度が上昇してムレるばかり。

細菌の繁殖を増やす環境にしないように出来るだけ通気性の良い靴を履いたり足をしっかり洗い足の角質や垢などの手入れをする、また疲労やストレスを抱えないようにするといった対策が必要ですね。

今回のテーマはいかがでしたでしょうか?

少しでもためになったと思って頂けたらうれしい限りです。

これから足ムレが気になり出す季節ですが足の臭いの原因を知って対策して頂ければと思います。

Vol.38 体のニオイについて

ゴールデンウィーク皆さんはどう過ごされましたか?

5月に入り、暖かというよりも暑いという日が増えてきましたね。

汗等で体のニオイが気になってくる方も多いのではないでしょうか。

ということで今回の「知って得するインソールの豆知識」は体のニオイについてアンケートを取りましたのでその結果をご紹介していきます。

 

さて、今回のアンケートでは男性119名、女性98名計217名の方にお答えいただきました。

では早速アンケートの結果をみていきましょう。

なんと気になったことがあるとの方が206名と圧倒的多数を占めました。私自身も汗っかきなのでこれから季節特に気になるのですが、やはり自分のニオイってきになりますよね。

 

次にどのような場所で自分のニオイが気になったことがあるかを聞いてみました。

回答数の多かった職場・学校と自宅を比較すると職場・学校では男性の回答が多く、女性の回答が少ない結果、自宅では男女でほぼ半々の回答との結果がわかります。これは女性が職場・学校ではニオイケアをしっかりしている方が多いのではと推測され、逆に自宅はゆったりできるのでニオイが気になる方が多いのかもしれません。

男性では、飲食店も回答が多くなりました。後程紹介する体のニオイに関する失敗談や面白いエピソードでも多数の男性から飲み会でお座敷席の足のニオイに関するコメントをいただきました。やっぱり気になりますよね。私もできる事ならお座敷席は避けたいです^^;

また、普段体のニオイで対策していることはあるかを聞いてみました。

男女ともに風呂で良く洗うがダントツの1位となりました。普段の生活で出来る対策なので多くの人が実践しているようです。全体的に男女で大きく対策で差はありませんでしたが、やはり女性の方がデオドラントスプレーやいい香りの柔軟剤を使う方が多い傾向にあり、香りに対する意識が高い感じがしますね。

 

最後に体のニオイに関する失敗談や面白いエピソードを聞いてみました。

「海外旅行帰りに大汗をかいて、着替えがもうなくてそのままタクシーに乗ったら運転手さんに窓を開けられた。」

「今日は汗をかいたな~と思って帰った日に、妻が笑いながら「臭い~」と言って来た事があります」

「自分がくさいけど周りの人がくさいかのような演技をよく公共の場だとします。」

「靴を脱いだら匂いがした。畳だったので、スカートで足をかくした。」

「自分の臭いにおいを嗅ぐと妙に落ち着くこともあります。」

「家族に好評の柔軟剤も 本当は自分のニオイをごまかすためなのですが、みんなに気分良くいてもらいたいからだ・・・と恩をうって使用しています。」

「倒れて救急車で運ばれるとき、命の危機よりニオイの危機が気になった」

「自分のにおいで起きることがある」

「急な飲み会があって参加したら、会場がお座敷で靴を脱がなければならず、営業で歩き回った後の足のニオイが気になって、終始会話がぎこちない状況になってしまったこと。」

「仕事から帰宅したら娘がでてきて先に風呂に入ってきてと言われた」

 

今回の「知って得するインソールの豆知識」いかがだったでしょうか。これからどんどん暑くなり汗ばむシーズンの到来です。しっかりとニオイ対策していきましょう!

Vol.37 スニーカー通勤

春風の心地よい季節となりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

新年度になり気分を新たに色々と状況が変化する時期となりますね。

さて、新年度1発目の知って得する豆知識のテーマはズバリ!

 

「スニーカー通勤について」

 

スポーツ庁でも推奨しているだけあって、電車内でもスニーカー通勤の方をチラホラ見かけるようになりました。ただ、実際スニーカー通勤に対してみなさんがどの様に考えているのか、実態はどうなのか、とても気になりませんか?そこで我々はアンケートを募集して調べてみました。今回はその結果をお伝えしたいと思います。

 

では早速、あらかじめ募集したアンケート内容を見ていきたいと思います。まず、アンケート回答者はアシートや中敷きの使用者とは限らない10代から60代以上の一般の方々301名様となっております。

 

 

多種多様な職種の方に回答してもらっております。

 

 

ではでは、いったいどれくらいの方々がスニーカー通勤をしているのか?本格的に中身を見ていきましょう。結果はこの様になっています。

 

 

なんと、半数以上の方がスニーカーで通勤している事がわかりました。これは正直意外な結果でしたが、みなさんはどう感じましたか?続いて、そもそもスニーカー通勤自体しても大丈夫なのか?勤め先で規制があれば自然とスニーカー通勤ができなくなりますがはたして結果は・・・。このようになりました。

 

 

70%以上の方がスニーカー通勤可能という結果でした。政府の方針もあるからなのかそこまで規制などがなく自由な事がわかりました。ではスニーカー通勤のメリットはいったい何でしょうか?

 

 

機能面や履き心地が良いという回答が多数を占める結果となりました。たしかに実際、革靴やパンプスは足が疲れたりムレたりするので動きやすくて履き心地が快適なスニーカーの方が通勤時の実用性は高いのはうなずけますね。

 

最後に、スニーカー通勤に対してどのような印象があるか一部ご紹介しますね。

 

「窮屈でなく自由な感じがする。」

「出勤時から軽く運動ができる。」

「楽で良い。もっと広まったり、会社で推進されてほしい。」

「満員電車でも踏ん張れるし、パンプスより歩きやすいです。」

「健康的で、今の時代に合っていると思います。」

「やろうと思えばできるが、周りの反応が気になる。」

「足が痛くならないのが大変ありがたいところなので、もっと世の中に浸透していってほしいと願っています。」

「最近オフィスカジュアルが流行っているので、スニーカー通勤大賛成。」

「運動性があって良いと思います。通勤では無いですが外出時はほぼスニーカーなので足が蒸れないのは助かりますね。」

「楽。職場でビジネスシューズに履き替えれば問題ないので良いと思う。」

「動きやすくて良いと思う反面、外回りや来客などの時は履き替えが面倒ではある。」

「羨ましい。体にもいいし、気持ちもさわやかな気分になれそう。」

「天気のいい日はウォーキングを兼ねて通勤できるので、羨ましいです。」

「数十年前はスニーカー通勤なんて考えられなかったが、最近はおしゃれなスニーカーがあって、通勤靴としていいとおもいます。」

「男性の場合、まだまだ一般的に少ないので躊躇する。」

「現在 定年退職しましたが、現役時代はスニーカー通勤をしていました。軽快で動きもスムーズなおかげでいつも若々しくすごせました。知人や後輩にも事あるごとに勧めています。」

 

以上の様に非常にスニーカー通勤に対して前向きな意見が多かったです。このブログを見て、明日からスニーカー通勤にしてみようと思う方も増えるかもしれませんね。

Vol.36 インソールによる足裏リフレ

 

今回は脱臭、吸汗などと並びアシートの主な機能の一つである足裏への刺激について取り上げてみたいと思います。

アシートはウェーブ構造(ナミナミ)が足裏を刺激することにより、ほどよい心地良さと共にリフレッシュ感をもたらします。

ただし刺激に対する心地よさ、逆に言うと痛みと感じる許容度には個人差があるためアシートでは柔らかめのBタイプ、標準的な硬さのKタイプ、硬めのOタイプというように3種類をラインナップしています。

今回はアシートとSUASI(やや硬め)について普段アシートを使っていない被験者に試してもらい、どのような変化があったのか評価してもらいます。数値に基づかない主観的な評価にはなりますが、どのような足、ひいては脚全体の変化があったのでしょうか・・・

※本テスト結果は個人の主観であり、使用した際の効果・効能を保証するものではありませんのでご了承ください。

 

ウェーブ構造
ウェーブ構造

 

テスト方法

アシートおよびグループ会社(段ボールメーカー)のスタッフの中からアシートを使っていない20代~30代の女性2名、男性1名を選び、アシートまたはSUASIを2月下旬から3月上旬にかけて1週間使用してもらいました。期間中は交換時期が来たら適宜交換(使い捨て)してもらっています。

スタッフの勤務形態は事務職2名および製造現場(品質管理業務を含む)1名となります。

 

テスター1(事務職 女性 Bタイプ使用)

まず最初のテスターはほぼ1日中PCに向かって仕事をしている事務職の女性です。使用したのは通勤(徒歩1時間)および日中の勤務中でパンプスでの評価となります。

評価項目:

●足の疲労の軽減●
足への衝撃の緩和は実感した。

●むくみの改善●
使用開始前とその後のふくらはぎ回りを測ったが期間が短かったこともあり特に変化はなかった。

●冷え・血行の改善●
特になし。

●その他の変化●
「病は気から」ということわざがありますが、アシートが足を消臭しているという意識が心理的に良く作用している実感がありました。

 

○全体的に変化はないと捉えていい結果だと思いますが、疲労の軽減とまではいかなくてもやはり1.5mmの厚みでも衝撃緩和能力はあるんだと改めて感心します。

 

事務職(イメージ)
事務職(イメージ)

 

 

テスター2(事務職 女性 SUASI使用)

次は同じく事務職の女性ですが、業務中に部署横断的な折衝が多くフロアを歩き回る頻度が多いスタッフです。通勤(徒歩30分)はブーツにて、日中の勤務中はナースシューズのようなサンダルでの使用です。なおアシート・SUASIはサンダルでは通常使用できませんが、無理を言って履いてもらいました。

●足の疲労の軽減●
特になし。

●むくみの改善●
感覚的にだが少しむくみが減った印象がある。

●冷え・血行の改善●
もともと冷え性ではないので特に効果は感じない。

●その他の変化●
季節柄足の裏が温かく快適だった。ナミナミの刺激が少し強く、痛いと感じることがあった。

 

○徒歩30分の通勤にブーツを使用ということでかなりアシート・SUASIをお勧めしたいシチュエーションですが、むくみの低下をやや実感して頂いたようです。ただしタイプ選びは失敗したようで、「やや硬め」のSUASIを履いたところ少し痛かったということで、KタイプまたはBタイプを今後はお勧めしたいところです。

 

製造現場(イメージ)
製造現場(イメージ)

 

テスター3(製造オペレーター/品質管理業務 男性 Oタイプ使用)

次は製造現場で機械オペレーターをしながらデスクワークをする男性に最も足裏への刺激の強いOタイプを使ってもらいました。日中のみ使用で靴の種類は安全靴となります。

●足の疲労の軽減●
特になし。

●むくみの改善●
特になし。

●冷え・血行の改善●
特になし。

●その他の変化●
保温性があり暖かく良かった。

 

○期待する効果は特になかったという結果ですが、上の女性と同様に保温性があり良かったということです。製造現場のフロアはコンクリートのタタキにつき、底冷えしますから少しでも効果があったとしたら幸いです。

 

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以上、インソールによる足裏リフレについてお送りしましたがいかがでしたでしょうか。
予想より効果があったのか、なかったのか、被験者も少なく難しい所ですが、やはり消臭・吸汗がアシートの本領発揮と言ったところでしょうか。なおリフレとまではいかなくても気持ちいいという意味では皆さん同意して頂きました。

今年度の「知って得するインソールの豆知識」は今月で最後です。ご愛読ありがとうございました。来年度も引き続きよろしくお願いします。

 

 

Vol.35 アシート販売実績

 

2月です。寒い日が続きますね。今年の冬は特に寒いですね。ただ春までもう少し!風邪などに注意してこの冬を乗り切りましょう!

 

さて、今回の「知って得するインソールの豆知識」はアシート販売実績ということで、実際どのサイズが買われているのかを当社が実施している実演販売での実績とweb上での実績を見て行きます。また、アシートはどのタイプが人気なのかも見ていきたいと思います。

 

実演販売での実績

実演販売での販売サイズの割合は、23cmが30%、24cmが32%となり女性用サイズが約6割を占め、男性用サイズは25cmが15%、26cmが16%、27cmが7%となりました。女性用サイズが多い理由としては、実演販売がドラッグストアやホームセンターなどで10~18時の時間帯に実施することが多く、主婦の方の来店が多いという点が考えられます。男性用サイズについては、女性に比べると男性の場合は数日試してから買うという方が多い印象で、販売割合が低くなったのかもしれません。

Webでの実績

Webでの販売サイズの割合は23cmが26%、24cmが29%、男性用サイズの25cmが11%、26cmが20%、27cmが14%となりました。実演販売での販売サイズと比較すると女性用サイズが2サイズとも割合が少し落ちて、男性サイズの26cm、27cmが割合を上げている結果となりました。私もそうなのですが、お店等で知ったものを一度web等で調べてから購入する方が多い印象があります。そのため、実演販売に比べ男性サイズの販売割合が増加したのかもしれません。

タイプ別割合

つぎに実際にどのタイプが人気なのかをWebの販売実績を見てみたいと思います。(なぜ実演販売のタイプ別は載せないかというと実演販売は主にOタイプで行っている為、偏った数値になってしまう為です。)

 

OタイプとKタイプが他のタイプを引き離し、同率で40%。Bタイプが17%となりました。SUASIが3%との結果となりました。Oタイプは2~3日使えるタイプとして、Kタイプは標準タイプとして、最初に選びやすい傾向にあるのかもしれません。Bタイプはやわらかいタイプという点で一度OタイプやKタイプを使用した方が選ぶ事が多いので他のタイプに比べ低めな割合となっているのではないでしょうか。SUASIについてはアシートに比べるとまだまだ認知度が低いことからこの割合になったと考えられます。

 

いかがだったでしょうか、実演販売とWeb販売については割合的にはほぼ同じ傾向にありますが、詳しく見てみると実演販売はweb販売に比べ23cm・24cmの女性用サイズの販売数が多くなり、Web販売では実演販売に比べ26cm・27cmの男性用サイズの販売数が多くなる結果でした。人気のタイプについてはOタイプ、Kタイプが人気との結果となりました。ちなみ私は長持ちするのでOタイプが好きです。

 

次回の「知って得するインソールの豆知識」はインソールによる足裏リフレについてお送りします。お楽しみに。

 

Vol.34 アシート試作テスト

 

お正月気分も終わり、本年度もあとわずかということで皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回の「知って得するインソールの豆知識」はアシートの通常製品を少し変更した試作品をテストしてみた結果をご紹介したいと思います。

長年ご好評頂いているアシートですが、多くの方から「そのままの製品を販売し続けてほしい」という声がある一方、細かな改良のご要望を頂くこともあります。
今回はその中でもアシートの履き心地や変形(折れ等)に関わっている波形の向きについて試作してみました。

 

●テスト内容

通常アシートは真横から見て波目が見えるようになっています。これを段ボール用語では横方向に段目が入っている等と表現します。

これを斜め(45度)段目にしたものと縦(90度)段目にしたものについて社内テスター3名に2日間履いてもらい、製品版アシートとの比較をしてみました。3名は主に都内を公共交通機関で移動している外回りの営業スタッフにつき使用状況はハードと言えます。

なお試作品は製品版のOタイプと同じ生地を使っていますので、比較もOタイプとの比較になります。使用した万歩計の数値は下記のようになっています。

 

表・テストした歩数(2日間)

 

●テスト結果(写真)

2日間装着してテストしてみた写真が下記となります。通常使用でもOタイプは1日程度での取替えが基本ですので、かなりの酷使と言えます。

 

斜め45度段目(女性スタッフA)

 

斜め45度段目(男性スタッフB)

 

斜め45度段目(男性スタッフC)

 

縦段目(女性スタッフA)

 

縦段目(男性スタッフB)

 

縦段目(男性スタッフC)

 

 

●テスト結果(官能検査)

次に4つの指標、①履き心地、②すべり具合、③折れ、④耐久性(持ち)について3名各々評価してもらいました。

●● ①履き心地 ●●

●斜め45度段目●
女性スタッフA:サラッとした履き心地を感じ通常品より爽やかな感じがした。

男性スタッフB:特に違いは感じない。

男性スタッフC:特に違いは感じない。

●縦段目●
女性スタッフA:サラッとした履き心地を感じ、特に足裏に刺さるような気持ちいい感触。

男性スタッフB:特に違いは感じない。

男性スタッフC:特に違いは感じないが、履き始めに段目の間にかかとが挟まる感じがあった。

 

斜め・縦ともに概ね変わりがないということのようですが、女性スタッフは製品版より爽やかな感覚ということです。これは男性のビジネスシューズと違いヒール高があるのが関係しているのでしょうか。

 

●● ②すべり具合 ●●

●斜め45度段目●
女性スタッフA:少し滑りやすい。

男性スタッフB:靴の中で横に滑る感覚(遊ぶ感覚)が多少ある。歩行時からストップした際、特に感じた。

男性スタッフC:特に違いは感じない。

●縦段目●
女性スタッフA:かなり滑る。履いた直後から滑るのを感じ歩きづらかった。

男性スタッフB:通常品と比較し、滑りやすい為違和感があり。使用している内に靴前方にずれてくる(画像の通り、前方がずれにより丸みをおびている)。

男性スタッフC:靴を履くときにスルッと履けた。歩いているときは少し前に滑るような感覚を感じた。

 

これはどちらも滑りやすいということで、特に縦段目については想像通りかなり滑るようです。滑りやすいが故に靴に足を入れる際は相当履きやすいことを筆者も履いたところ体感しました。

 

●● ③折れ ●●

●斜め45度段目●
女性スタッフA:折れにくい。

男性スタッフB:特に違いは感じない。

男性スタッフC:足の付け根の下あたりの折れが通常アシートよりも大きく広がった。

●縦段目●
女性スタッフA:折れにくい。

男性スタッフB:折れやすい印象。

男性スタッフC:かかとを上げるかたちでしゃがんだ時にパキッと折れる音があった。

 

折れについては段ボールは段目方向によって折れやすさが変化するためやはり違いはあるようですが、縦段目のスタッフCのように音を立てて折れるというのは、おそらく履いた当初のまだアシートが湿気を吸収していない硬い状態でしゃがんだのではないでしょうか。しばらく使って適度に吸湿すると、アシートは段目に直角に曲げても折れずにしなって曲がってくれます。

 

●● ④耐久性(持ち) ●●

●斜め45度段目●
女性スタッフA:通常品よりも良く感じた。

男性スタッフB:段のツブレ具合等から持たない印象。1日で裏面のカスが出始めた。

男性スタッフC:折れた部分からの傷みが激しく、紙くずの発生が早い印象。

●縦段目●
女性スタッフA:あまり耐久性がない感じ。1日目で結構潰れた。

男性スタッフB:耐久性はない。段のツブレ具合や、破けが1日目で生じていた為。

男性スタッフC:しゃがんだ時に折れた為か、歩いているとそこから傷みが広がりやすく、紙くずの発生が多かった印象。

 

斜め段目については女性と男性で印象が違うようです。それ以外については概ね製品版より損傷が早く紙くずの発生が進みやすいようです。

 

●● ⑤総合評価 ●●

●斜め45度段目●
女性スタッフA:履き心地も悪くなく折れにくいのが良かった(通常品だとヒールを履いていると真中から折れて切れてしまうことがある)。
若干滑りやすく感じたので斜めの角度がもう少しゆるい方がいい気がした。

男性スタッフB:通常品と比べ、使用時の差はたいして感じられなかったが、使用後の裏面のカスの出方が通常品より激しい点が気になった(靴の中のカスを落とす際の量でも認識)。

男性スタッフC:履き心地においては通常アシートとあまり変わらない印象であったが、折れや紙くずは、発生しやすい。

●縦段目●
女性スタッフA:かなり滑る感じで歩きづらくヒールには向かない。またすぐに潰れてしまった印象がある。

男性スタッフB:靴の中で滑る事で同時にインソールも上下運動する為、通常品に比べ耐久性に差が生じるのではないかと思われる。傾斜のあるヒールなどは特に適さない印象。

男性スタッフC:段目の気持ち良さは通常アシートの方が感じることが出来た。縦の場合は靴の脱ぎ履きがしやすい。しゃがんだ際にはアシートが折れてしまうのでそこから傷みやすい気がした。

 

斜め段目については女性スタッフには好評のようです。男性スタッフには製品版と特に変わらない一方、損傷や紙くずの発生が早いという評価をもらいました。

縦段目については女性・男性ともにすべりが大きく不評のようです。男性スタッフCの挙げた靴を履きやすいというメリットは確かにあるため惜しいところです。

 

 

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以上、今回は段目方向の試作品をテストするということでお送りしましたがいかがでしたでしょうか。アシートではこれ以外にも様々な試作テストを繰り返しており、今後の製品へ活かしていきたいと考えています。

次回「知って得するインソールの豆知識」2018年2月号はアシートの販売実績などについてお送りする予定です。お楽しみに。

 

Vol.33 段ボールの生い立ち

 

今回はアシート、SUASIの大きな特徴である使い捨て・吸汗・足裏刺激を実現している立役者である「段ボール」の生い立ちについてお送りしたいと思います。
身の回りにあふれ、現代産業を支える名脇役とも言われる段ボールはどのようにして誕生し発展していったのでしょうか。

 

●「段」の誕生

段ボールの原型が生まれたのは1850年代のイギリスにおいて波形に加工した紙の特許が取得され、帽子の内側の素材として使われたのが始まりです。

この時は現代のような平面の紙でサンドイッチしたシート状の段ボールシートではなく波形の1枚の紙単体でした。段ボール業界ではこのようなナミナミの紙を「段」と呼ぶことがあります。

この段が19世紀に英国紳士が被っていたシルクハットの内側の通気性の確保と汗取り用に用いられたわけですが、160年前のこのお話はまさに現代私たちが靴の内側の通気性と汗取りのために使っているアシートそっくりで驚きます。

 

1850年代のイギリス(1851年 ロンドンで世界初の万国博覧会)
1850年代のイギリス(1851年 ロンドンで世界初の万国博覧会)

 

●段ボールの発明

その後、ガラス製品などの緩衝材として用いられるなどして、1870年代には段に平面上の紙を貼り合せて2層構造とした「片面段ボール」が生まれました。この時をもって段ボールが誕生したという見方もあるのではないでしょうか。

片面段ボールは現在でもロール状にした「巻段ボール」としてホームセンターの資材売り場などでよく見かけます。片面段ボールになると緩衝用だけではなく包装用途としても用いられるようになりました。

その後、段の両面を紙でサンドイッチしたシート状の「両面段ボール」が生まれ、1890年代には現代と同じようなミカン箱タイプの段ボールケースが作られるようになりました。

 

ミカン箱タイプの段ボールケース(JIS 0201形)
ミカン箱タイプの段ボールケース(JIS 0201形)

 

●日本での段ボールの発展

日本においては、第二次大戦後の復興期にそれまで輸送用途に使われていた木箱の素材(木材資源)が確保しにくくなったことが段ボールが発展するきっかけとなりました。戦後復興に必要な建築資材の木材需要が急増したためです。

 

木箱
木箱

 

また段ボール箱は木箱に比較して様々な利点を持っていることが段ボール箱が急速に広まった要因でもあります。

木箱と比較した段ボール箱の利点:
・製造が簡単・・・機械で迅速にオーダーメイドサイズで生産可能。
・保管効率がいい・・・段ボールは畳んでコンパクトに大量に輸送し保管できる。
・組立てが簡単・・・木箱は金づちでの釘打ちが必要だが、のり付け、テープ止めで手軽に組立て可能。
・緩衝性がある・・・内容品の衝撃を吸収する柔軟性を持つ。
・小型・軽量・・・同じ箱内寸法でも外側の寸法が小さく、重量は木箱の3分の1程度。

 

また高度経済成長期には新3種の神器と言われた家電製品の普及や国民の生活レベルの向上、経済活動の活発化によって段ボールも大量消費されるようになり、消費・物流の面から段ボール箱は日本の経済発展の一翼を担ったといっても過言ではないでしょう。

 

新・3種の神器の一つ(カラーテレビ)
新・3種の神器の一つ(カラーテレビ)

 

●最近の段ボールの活躍

現在、段ボールは商品保護や輸送のためだけではなく様々な使われ方をしています。

例えば輸送後に店舗での展示販売にもそのまま使える輸送兼展示箱SRP(シェルフレディパッケージ)や、大規模災害時に避難所で使用される簡易ベッドや間仕切りなどといった形でも段ボールは活躍しています。

 

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以上、段ボールの生い立ちについてお送りしましたがいかがでしょうか。段ボール誕生時の目的がまさにアシートと同じだったなんて、とても素敵なエピソードです!

次回「知って得するインソールの豆知識」新年号は、アシートを少し改造?した試作品をテストしてみます。お楽しみに。