今回の豆知識のテーマは
「足の臭いの原因」です。
皆さんが普段足の臭いに対してどのように思っているか
223人の方(男性108人女性115人)にアンケートにお答えいただきました。
年齢は男性が50代60代、女性が30代40代と多くなりました。
自分の臭いと他人の臭いに対しても同じくらい気にされている事が分かりました。
「自分または他人の足の臭いが気になる瞬間はいつですか?」という問いには「靴を脱いだ瞬間」という声が1番多く、「座敷に上がる時」「知人の家にお邪魔する時」「1日中歩いた時」などという声もありました。
今回アンケートを実施して多くの方が足の臭いを気にされているのが分かりました。
それでは本題に入りましょう。足の臭いについて説明させて頂きます。
足の裏やつま先は、体の中でも汗腺が多く、1日に両足でコップ1杯分(約200mL)の汗をかくと言われています。
足の裏の汗腺である「エクリン腺」から出る汗は本来無臭です。足の臭いの原因は細菌、角質・垢、疲労・ストレスなどによるものです。足の臭いの主な原因は細菌です。足にもともと潜んでいる常在菌が、汗と混ざり皮脂や古い角質、垢などの汚れを分解し、臭いの元となる「イソ吉草酸」という物質ができあがり臭いを発生させます。
常在菌が活動するのに最適な環境が足がムレることで、皮膚の角質層がよりはがれやすくなり、細菌の栄養素がどんどん供給されます。また疲労やストレスからくることもあります。疲労が体に蓄積されると、肝臓や腎臓の働きが弱るため、本来尿として出てくるはずのアンモニアが血液によって全身を巡り、皮膚から出てくるようになります。特に立ち仕事などで疲れた足は血行が悪くなり、下半身に血液と老廃物が溜まりやすくなります。そのため、毒素のアンモニアが老廃物として排出され、疲労臭が発生します。またストレスで「精神性発汗」し、緊張する局面になると汗の分泌量が増え、結果的に臭くなります。ストレスが溜まることで疲労臭の原因にもなります。
足は、日頃から靴や靴下で長時間おおわれていて密閉状態にあるので、汗が蒸発せずに足の温度が上昇してムレるばかり。
細菌の繁殖を増やす環境にしないように出来るだけ通気性の良い靴を履いたり足をしっかり洗い足の角質や垢などの手入れをする、また疲労やストレスを抱えないようにするといった対策が必要ですね。
今回のテーマはいかがでしたでしょうか?
少しでもためになったと思って頂けたらうれしい限りです。
これから足ムレが気になり出す季節ですが足の臭いの原因を知って対策して頂ければと思います。