Vol.50 靴ムレの原因と対策について

新元号令和になりました!新しい時代を皆さまいかがお過ごしですか。

ここのところ暖かい日も続き、外に出ると暑いと感じるぐらいですね。

そうなるのと気になってくるのが「靴ムレ」ですね!

ということで今回は「靴ムレ」についてです。

まずは原因について見て行きたいと思います。

「靴ムレ」の原因は汗だった!

靴がムレるという事は湿気があるという事ですが、この湿気の原因は汗です。

実は、足の裏は体の中でも、手のひらやオデコと並んで一番汗腺が多い場所なのです。

そんな汗を掻きやすい部分である足を靴で覆えば、当然温度も湿度も高くなります。

エステー株式会社さんの調査だと、実に80%以上の時間において、靴の中の湿気は90%を超える数値を示しています。

足の中は勝手に熱帯雨林並みの湿気になってしまっているのです。

出典:エステー株式会社調査データより

さて、靴ムレの原因が汗と分かったところで対策について見て行きたいと思います。

対策1靴のサイズ

足がムレて困っている人の多くの人が考え違いをしているのが、靴のサイズ問題です。

足がムレるということで、少しでも隙間があったほうが靴内に空気が侵入し通気が取れるのではないか?と考え、購入時に少し大きめの靴を買ったり、靴紐を緩くしてゆったりと靴を履いたりしているケースが見受けられます。

しかし、これが実は靴内の湿気を高めてしまう原因となっている場合があります。

この大きめのサイズ(緩くした状態の靴)を履いていることが指の外側に余計な力をこめる結果となり、靴内での汗をかく原因となってしまうのです。

対策2靴下

靴下は化繊の靴下ではないですか?

多くのビジネスマンが履いている靴下はナイロンやポリエステルの化学繊維=化繊の靴下が多いと思います。

あまり素材を気にしたことない人であれば、コンビニや衣料品店で販売されている靴下のほとんどは化繊の靴下ですので、十中八九該当していると思われます。

ウールなどの天然素材を用いた靴下を履くことで解決できるかもしれません。

ポリエステルに代表される化繊の靴下には、ほとんど吸水性がないため足でかいた汗がそのまま革靴内に逃げるしか道はないのでムレにつながります。

ウールなどの天然素材は吸湿性に優れた素材ですので、靴下自体が水分を吸ってくれて靴内がムレることを抑えることができるといわれています。

また、特に足汗がひどい方は、1日に何足か靴下を替えるのも効果的です。

対策3同じ靴を続けて履かない

同じ靴を毎日履き続けることは、足にも靴にとって決して良い事ではないようです。

靴は、毎日履くことによって、足に掻く汗を大量に吸い込み、湿度も残りやすくなり、靴ムレの原因や靴の傷みの原因になります。

そうならない為にも1日履いたら次の日は風通しの良い場所で乾燥させることが大事です。

靴を続けて履かないことにより、靴自体も長持ちしますので、仕事用だけでも最低2~3足をローテーションして使うのが効果的なようです。

いかかでしたか?靴ムレの最大の原因は汗でした。もちろん!アシートの使用でしっかりと汗を吸収してくれますが、今回紹介した3つの対策を加えることでよりさわやかな靴ライフを送れるのではないでしょうか。皆様ぜひお試ししてみてくださいね。