靴底の減り方でわかる問題点

9月に入っても暑い日が続いていますが、夕方ごろになると少し秋の気配も感じられるようになりましたね。季節の変わり目は体調を崩しやすくなりますのでより注意していきましょうね!

さて今回の「知って得するインソールの豆知識」は靴底の減り方でわかる問題点ということで皆さんは普段靴底見ますか?思った以上にすり減っていたり、思わぬところがすり減っていたりしているかもしれません。実はこの靴底のすり減り方で体の問題点が見えてくるんです。それでは靴のすり減り方ごとに早速ご紹介していきます。

  1. 正しい減り方

かかとの外側が左右の足ともバランスよく削れていれば問題なし。次につま先部分もかかと部分も減ってきているのであれば、かかとから接地してつま先で蹴りだすという正しい歩行をしている証拠です。足首や足の親指の関節がうまく使えている歩き方をしています。

2.つま先・中心部分だけ減っている

  ハイヒールを履いている女性に多い減り方。体が後ろに傾き、重心が中心からかかとに偏っています。体がバランスを取ろうして前かがみな姿勢となる為、猫背や腰痛・股関節痛の原因にもなります。また、頭が前に出た姿勢となる為肩こりの原因にもなりやすいと言われています。

  • かかと全体が減っている

体重を前に移動するときに足をゆさぶるような歩行をしている可能性があります。足首や親指、ひざの関節が使えていない状態です。運動不足から肥満の原因になる可能性があるとともに歩行時に地面からの衝撃を腰で受けることになる為腰痛の原因にもなります。

  • 内側だけ減っている

内股歩きをしている人に多い減り方。足のアーチがつぶされて偏平足になりやすい状態。外反母趾やタコ・魚の目・巻き爪などのトラブルの原因になりやすくなります。またふくらはぎも内側にひねられてしまう為、ひざや股関節の痛みにもつながります。

  • 外側だけ減っている

O脚、ガニ股歩きの人や中年女性に多い減り方。足首・ひざの関節が上手く使えておらず本来正面を向くはずのひざが外を向き、足を外側に向けて歩く為、ふくらはぎの骨がねじれ足首・ひざに負担が掛かっている状態。ひざや股関節の痛みの原因となる可能性があります。

靴底のすり減り方の5つご紹介しましたが良い靴底の減り方は1つだけでした。5つ以外で左右で靴底の減り方が違うという方は体の重心がどちらかに偏ってしまっている可能性がある悪い歩き方なので注意して下さいね。ちなみに私は中央部分とかかと部分がすり減っていたのでつま先部分が上手く使えていない歩き方でした。

さて今回の「知って得するインソールの豆知識」はいかがだったでしょうか。

 今回は靴底の減り方から問題点を見ましたが、アシートでも体重のかかる場所がわかります。靴底ではすり減るまで時間がかかりますが、アシートでは早ければ1日でどのあたりに力が入って歩いているかがわかりますよ。なかなか見る機会の少ない所ですが一度、靴底や自分の履いたアシートを見つめてみてはいかがでしょうか。