Vol.37 スニーカー通勤

春風の心地よい季節となりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

新年度になり気分を新たに色々と状況が変化する時期となりますね。

さて、新年度1発目の知って得する豆知識のテーマはズバリ!

 

「スニーカー通勤について」

 

スポーツ庁でも推奨しているだけあって、電車内でもスニーカー通勤の方をチラホラ見かけるようになりました。ただ、実際スニーカー通勤に対してみなさんがどの様に考えているのか、実態はどうなのか、とても気になりませんか?そこで我々はアンケートを募集して調べてみました。今回はその結果をお伝えしたいと思います。

 

では早速、あらかじめ募集したアンケート内容を見ていきたいと思います。まず、アンケート回答者はアシートや中敷きの使用者とは限らない10代から60代以上の一般の方々301名様となっております。

 

 

多種多様な職種の方に回答してもらっております。

 

 

ではでは、いったいどれくらいの方々がスニーカー通勤をしているのか?本格的に中身を見ていきましょう。結果はこの様になっています。

 

 

なんと、半数以上の方がスニーカーで通勤している事がわかりました。これは正直意外な結果でしたが、みなさんはどう感じましたか?続いて、そもそもスニーカー通勤自体しても大丈夫なのか?勤め先で規制があれば自然とスニーカー通勤ができなくなりますがはたして結果は・・・。このようになりました。

 

 

70%以上の方がスニーカー通勤可能という結果でした。政府の方針もあるからなのかそこまで規制などがなく自由な事がわかりました。ではスニーカー通勤のメリットはいったい何でしょうか?

 

 

機能面や履き心地が良いという回答が多数を占める結果となりました。たしかに実際、革靴やパンプスは足が疲れたりムレたりするので動きやすくて履き心地が快適なスニーカーの方が通勤時の実用性は高いのはうなずけますね。

 

最後に、スニーカー通勤に対してどのような印象があるか一部ご紹介しますね。

 

「窮屈でなく自由な感じがする。」

「出勤時から軽く運動ができる。」

「楽で良い。もっと広まったり、会社で推進されてほしい。」

「満員電車でも踏ん張れるし、パンプスより歩きやすいです。」

「健康的で、今の時代に合っていると思います。」

「やろうと思えばできるが、周りの反応が気になる。」

「足が痛くならないのが大変ありがたいところなので、もっと世の中に浸透していってほしいと願っています。」

「最近オフィスカジュアルが流行っているので、スニーカー通勤大賛成。」

「運動性があって良いと思います。通勤では無いですが外出時はほぼスニーカーなので足が蒸れないのは助かりますね。」

「楽。職場でビジネスシューズに履き替えれば問題ないので良いと思う。」

「動きやすくて良いと思う反面、外回りや来客などの時は履き替えが面倒ではある。」

「羨ましい。体にもいいし、気持ちもさわやかな気分になれそう。」

「天気のいい日はウォーキングを兼ねて通勤できるので、羨ましいです。」

「数十年前はスニーカー通勤なんて考えられなかったが、最近はおしゃれなスニーカーがあって、通勤靴としていいとおもいます。」

「男性の場合、まだまだ一般的に少ないので躊躇する。」

「現在 定年退職しましたが、現役時代はスニーカー通勤をしていました。軽快で動きもスムーズなおかげでいつも若々しくすごせました。知人や後輩にも事あるごとに勧めています。」

 

以上の様に非常にスニーカー通勤に対して前向きな意見が多かったです。このブログを見て、明日からスニーカー通勤にしてみようと思う方も増えるかもしれませんね。

Vol.35 アシート販売実績

 

2月です。寒い日が続きますね。今年の冬は特に寒いですね。ただ春までもう少し!風邪などに注意してこの冬を乗り切りましょう!

 

さて、今回の「知って得するインソールの豆知識」はアシート販売実績ということで、実際どのサイズが買われているのかを当社が実施している実演販売での実績とweb上での実績を見て行きます。また、アシートはどのタイプが人気なのかも見ていきたいと思います。

 

実演販売での実績

実演販売での販売サイズの割合は、23cmが30%、24cmが32%となり女性用サイズが約6割を占め、男性用サイズは25cmが15%、26cmが16%、27cmが7%となりました。女性用サイズが多い理由としては、実演販売がドラッグストアやホームセンターなどで10~18時の時間帯に実施することが多く、主婦の方の来店が多いという点が考えられます。男性用サイズについては、女性に比べると男性の場合は数日試してから買うという方が多い印象で、販売割合が低くなったのかもしれません。

Webでの実績

Webでの販売サイズの割合は23cmが26%、24cmが29%、男性用サイズの25cmが11%、26cmが20%、27cmが14%となりました。実演販売での販売サイズと比較すると女性用サイズが2サイズとも割合が少し落ちて、男性サイズの26cm、27cmが割合を上げている結果となりました。私もそうなのですが、お店等で知ったものを一度web等で調べてから購入する方が多い印象があります。そのため、実演販売に比べ男性サイズの販売割合が増加したのかもしれません。

タイプ別割合

つぎに実際にどのタイプが人気なのかをWebの販売実績を見てみたいと思います。(なぜ実演販売のタイプ別は載せないかというと実演販売は主にOタイプで行っている為、偏った数値になってしまう為です。)

 

OタイプとKタイプが他のタイプを引き離し、同率で40%。Bタイプが17%となりました。SUASIが3%との結果となりました。Oタイプは2~3日使えるタイプとして、Kタイプは標準タイプとして、最初に選びやすい傾向にあるのかもしれません。Bタイプはやわらかいタイプという点で一度OタイプやKタイプを使用した方が選ぶ事が多いので他のタイプに比べ低めな割合となっているのではないでしょうか。SUASIについてはアシートに比べるとまだまだ認知度が低いことからこの割合になったと考えられます。

 

いかがだったでしょうか、実演販売とWeb販売については割合的にはほぼ同じ傾向にありますが、詳しく見てみると実演販売はweb販売に比べ23cm・24cmの女性用サイズの販売数が多くなり、Web販売では実演販売に比べ26cm・27cmの男性用サイズの販売数が多くなる結果でした。人気のタイプについてはOタイプ、Kタイプが人気との結果となりました。ちなみ私は長持ちするのでOタイプが好きです。

 

次回の「知って得するインソールの豆知識」はインソールによる足裏リフレについてお送りします。お楽しみに。

 

Vol.34 アシート試作テスト

 

お正月気分も終わり、本年度もあとわずかということで皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回の「知って得するインソールの豆知識」はアシートの通常製品を少し変更した試作品をテストしてみた結果をご紹介したいと思います。

長年ご好評頂いているアシートですが、多くの方から「そのままの製品を販売し続けてほしい」という声がある一方、細かな改良のご要望を頂くこともあります。
今回はその中でもアシートの履き心地や変形(折れ等)に関わっている波形の向きについて試作してみました。

 

●テスト内容

通常アシートは真横から見て波目が見えるようになっています。これを段ボール用語では横方向に段目が入っている等と表現します。

これを斜め(45度)段目にしたものと縦(90度)段目にしたものについて社内テスター3名に2日間履いてもらい、製品版アシートとの比較をしてみました。3名は主に都内を公共交通機関で移動している外回りの営業スタッフにつき使用状況はハードと言えます。

なお試作品は製品版のOタイプと同じ生地を使っていますので、比較もOタイプとの比較になります。使用した万歩計の数値は下記のようになっています。

 

表・テストした歩数(2日間)

 

●テスト結果(写真)

2日間装着してテストしてみた写真が下記となります。通常使用でもOタイプは1日程度での取替えが基本ですので、かなりの酷使と言えます。

 

斜め45度段目(女性スタッフA)

 

斜め45度段目(男性スタッフB)

 

斜め45度段目(男性スタッフC)

 

縦段目(女性スタッフA)

 

縦段目(男性スタッフB)

 

縦段目(男性スタッフC)

 

 

●テスト結果(官能検査)

次に4つの指標、①履き心地、②すべり具合、③折れ、④耐久性(持ち)について3名各々評価してもらいました。

●● ①履き心地 ●●

●斜め45度段目●
女性スタッフA:サラッとした履き心地を感じ通常品より爽やかな感じがした。

男性スタッフB:特に違いは感じない。

男性スタッフC:特に違いは感じない。

●縦段目●
女性スタッフA:サラッとした履き心地を感じ、特に足裏に刺さるような気持ちいい感触。

男性スタッフB:特に違いは感じない。

男性スタッフC:特に違いは感じないが、履き始めに段目の間にかかとが挟まる感じがあった。

 

斜め・縦ともに概ね変わりがないということのようですが、女性スタッフは製品版より爽やかな感覚ということです。これは男性のビジネスシューズと違いヒール高があるのが関係しているのでしょうか。

 

●● ②すべり具合 ●●

●斜め45度段目●
女性スタッフA:少し滑りやすい。

男性スタッフB:靴の中で横に滑る感覚(遊ぶ感覚)が多少ある。歩行時からストップした際、特に感じた。

男性スタッフC:特に違いは感じない。

●縦段目●
女性スタッフA:かなり滑る。履いた直後から滑るのを感じ歩きづらかった。

男性スタッフB:通常品と比較し、滑りやすい為違和感があり。使用している内に靴前方にずれてくる(画像の通り、前方がずれにより丸みをおびている)。

男性スタッフC:靴を履くときにスルッと履けた。歩いているときは少し前に滑るような感覚を感じた。

 

これはどちらも滑りやすいということで、特に縦段目については想像通りかなり滑るようです。滑りやすいが故に靴に足を入れる際は相当履きやすいことを筆者も履いたところ体感しました。

 

●● ③折れ ●●

●斜め45度段目●
女性スタッフA:折れにくい。

男性スタッフB:特に違いは感じない。

男性スタッフC:足の付け根の下あたりの折れが通常アシートよりも大きく広がった。

●縦段目●
女性スタッフA:折れにくい。

男性スタッフB:折れやすい印象。

男性スタッフC:かかとを上げるかたちでしゃがんだ時にパキッと折れる音があった。

 

折れについては段ボールは段目方向によって折れやすさが変化するためやはり違いはあるようですが、縦段目のスタッフCのように音を立てて折れるというのは、おそらく履いた当初のまだアシートが湿気を吸収していない硬い状態でしゃがんだのではないでしょうか。しばらく使って適度に吸湿すると、アシートは段目に直角に曲げても折れずにしなって曲がってくれます。

 

●● ④耐久性(持ち) ●●

●斜め45度段目●
女性スタッフA:通常品よりも良く感じた。

男性スタッフB:段のツブレ具合等から持たない印象。1日で裏面のカスが出始めた。

男性スタッフC:折れた部分からの傷みが激しく、紙くずの発生が早い印象。

●縦段目●
女性スタッフA:あまり耐久性がない感じ。1日目で結構潰れた。

男性スタッフB:耐久性はない。段のツブレ具合や、破けが1日目で生じていた為。

男性スタッフC:しゃがんだ時に折れた為か、歩いているとそこから傷みが広がりやすく、紙くずの発生が多かった印象。

 

斜め段目については女性と男性で印象が違うようです。それ以外については概ね製品版より損傷が早く紙くずの発生が進みやすいようです。

 

●● ⑤総合評価 ●●

●斜め45度段目●
女性スタッフA:履き心地も悪くなく折れにくいのが良かった(通常品だとヒールを履いていると真中から折れて切れてしまうことがある)。
若干滑りやすく感じたので斜めの角度がもう少しゆるい方がいい気がした。

男性スタッフB:通常品と比べ、使用時の差はたいして感じられなかったが、使用後の裏面のカスの出方が通常品より激しい点が気になった(靴の中のカスを落とす際の量でも認識)。

男性スタッフC:履き心地においては通常アシートとあまり変わらない印象であったが、折れや紙くずは、発生しやすい。

●縦段目●
女性スタッフA:かなり滑る感じで歩きづらくヒールには向かない。またすぐに潰れてしまった印象がある。

男性スタッフB:靴の中で滑る事で同時にインソールも上下運動する為、通常品に比べ耐久性に差が生じるのではないかと思われる。傾斜のあるヒールなどは特に適さない印象。

男性スタッフC:段目の気持ち良さは通常アシートの方が感じることが出来た。縦の場合は靴の脱ぎ履きがしやすい。しゃがんだ際にはアシートが折れてしまうのでそこから傷みやすい気がした。

 

斜め段目については女性スタッフには好評のようです。男性スタッフには製品版と特に変わらない一方、損傷や紙くずの発生が早いという評価をもらいました。

縦段目については女性・男性ともにすべりが大きく不評のようです。男性スタッフCの挙げた靴を履きやすいというメリットは確かにあるため惜しいところです。

 

 

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以上、今回は段目方向の試作品をテストするということでお送りしましたがいかがでしたでしょうか。アシートではこれ以外にも様々な試作テストを繰り返しており、今後の製品へ活かしていきたいと考えています。

次回「知って得するインソールの豆知識」2018年2月号はアシートの販売実績などについてお送りする予定です。お楽しみに。

 

Vol.33 段ボールの生い立ち

 

今回はアシート、SUASIの大きな特徴である使い捨て・吸汗・足裏刺激を実現している立役者である「段ボール」の生い立ちについてお送りしたいと思います。
身の回りにあふれ、現代産業を支える名脇役とも言われる段ボールはどのようにして誕生し発展していったのでしょうか。

 

●「段」の誕生

段ボールの原型が生まれたのは1850年代のイギリスにおいて波形に加工した紙の特許が取得され、帽子の内側の素材として使われたのが始まりです。

この時は現代のような平面の紙でサンドイッチしたシート状の段ボールシートではなく波形の1枚の紙単体でした。段ボール業界ではこのようなナミナミの紙を「段」と呼ぶことがあります。

この段が19世紀に英国紳士が被っていたシルクハットの内側の通気性の確保と汗取り用に用いられたわけですが、160年前のこのお話はまさに現代私たちが靴の内側の通気性と汗取りのために使っているアシートそっくりで驚きます。

 

1850年代のイギリス(1851年 ロンドンで世界初の万国博覧会)
1850年代のイギリス(1851年 ロンドンで世界初の万国博覧会)

 

●段ボールの発明

その後、ガラス製品などの緩衝材として用いられるなどして、1870年代には段に平面上の紙を貼り合せて2層構造とした「片面段ボール」が生まれました。この時をもって段ボールが誕生したという見方もあるのではないでしょうか。

片面段ボールは現在でもロール状にした「巻段ボール」としてホームセンターの資材売り場などでよく見かけます。片面段ボールになると緩衝用だけではなく包装用途としても用いられるようになりました。

その後、段の両面を紙でサンドイッチしたシート状の「両面段ボール」が生まれ、1890年代には現代と同じようなミカン箱タイプの段ボールケースが作られるようになりました。

 

ミカン箱タイプの段ボールケース(JIS 0201形)
ミカン箱タイプの段ボールケース(JIS 0201形)

 

●日本での段ボールの発展

日本においては、第二次大戦後の復興期にそれまで輸送用途に使われていた木箱の素材(木材資源)が確保しにくくなったことが段ボールが発展するきっかけとなりました。戦後復興に必要な建築資材の木材需要が急増したためです。

 

木箱
木箱

 

また段ボール箱は木箱に比較して様々な利点を持っていることが段ボール箱が急速に広まった要因でもあります。

木箱と比較した段ボール箱の利点:
・製造が簡単・・・機械で迅速にオーダーメイドサイズで生産可能。
・保管効率がいい・・・段ボールは畳んでコンパクトに大量に輸送し保管できる。
・組立てが簡単・・・木箱は金づちでの釘打ちが必要だが、のり付け、テープ止めで手軽に組立て可能。
・緩衝性がある・・・内容品の衝撃を吸収する柔軟性を持つ。
・小型・軽量・・・同じ箱内寸法でも外側の寸法が小さく、重量は木箱の3分の1程度。

 

また高度経済成長期には新3種の神器と言われた家電製品の普及や国民の生活レベルの向上、経済活動の活発化によって段ボールも大量消費されるようになり、消費・物流の面から段ボール箱は日本の経済発展の一翼を担ったといっても過言ではないでしょう。

 

新・3種の神器の一つ(カラーテレビ)
新・3種の神器の一つ(カラーテレビ)

 

●最近の段ボールの活躍

現在、段ボールは商品保護や輸送のためだけではなく様々な使われ方をしています。

例えば輸送後に店舗での展示販売にもそのまま使える輸送兼展示箱SRP(シェルフレディパッケージ)や、大規模災害時に避難所で使用される簡易ベッドや間仕切りなどといった形でも段ボールは活躍しています。

 

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以上、段ボールの生い立ちについてお送りしましたがいかがでしょうか。段ボール誕生時の目的がまさにアシートと同じだったなんて、とても素敵なエピソードです!

次回「知って得するインソールの豆知識」新年号は、アシートを少し改造?した試作品をテストしてみます。お楽しみに。

 

Vol.31 アシート耐久テスト~運動検証~

 

10月に入り、朝晩もだんだんと寒くなってだいぶ秋めいてきましたね!秋には「食欲の秋」「読書の秋」「運動の秋」等様々な楽しみ方がありますが、みなさんは何か秋を満喫していますか?
さて、今回のテーマは「アシート耐久テスト~運動検証~」ということで、日頃の運動不足の身体に鞭打ちながら運動でアシートが使用できるかテストしてみました。以前からアシートは激しい運動にはあまり適していないとしておりましたが、実際はどうなのか。今回はあえてのテストです。

テストでは履き心地固めのOタイプを使用。4種の運動を行い、その結果をまとめました。

 

①バスケットボール

天候:晴れ
試験時間:10分アップ+10分クウォーター×4+10分ダウンの計1時間
使用靴:スニーカー
使用状況:見た目について、表面はスニーカー内のクッション性によりナミナミの潰れに影響はなし。ただし、ダッシュを行うと靴の中でアシートが動く為多少の滑る感覚がある。それが裏面に現れ、左右とも破れが生じた。紙くずは殆どなし。

※30分使用時アシートの見た目・破れ等の変化見られず。

バスケットボール使用靴
バスケットボール使用靴
バスケットボール使用/表面
バスケットボール使用/表面
バスケットボール使用/裏面
バスケットボール使用/裏面

 

②縄跳び

天候:晴れ
試験時間:1時間(30分実施+10分休憩+30分実施)
使用靴:スニーカー
使用状況:見た目について、表面はジャンプし続けている分普段一般的に使用するより踵付近のナミナミの潰れが早い印象だが、1時間では大きな変化は見られず。裏面は感覚的には感じなかったが、靴の中でアシートが動いた影響からか破れが多少生じていた。紙くずは殆どなし。

※30分使用時アシートの見た目・破れ等の変化見られず。

縄跳び使用靴
縄跳び使用靴
縄跳び使用/表面
縄跳び使用/表面
縄跳び使用/裏面
縄跳び使用/裏面

 

③ランニング

天候:晴れ
試験時間:ランニング+ウォーキングの計1.5時間
使用靴:スニーカー
使用状況:見た目について、表面は通常使用している時とほぼ変わらず。しかし親指の付け根部分などの潰れ方は早い印象。1.5時間で裏面の小指付け根部分に破れが生じていたが紙くずなどは殆どなし。

※45分使用時アシートの見た目・破れ等の変化見られず。

ランニング使用靴
ランニング使用靴
ランニング使用/表面
ランニング使用/表面
ランニング使用/裏面
ランニング使用/裏面

 

④ボウリング

天候:晴れ
使用時間:2ゲーム計1時間
使用靴:ボウリングシューズ(レンタル)
使用状況:見た目について、表面はほぼ変化なし。しかし履いた時にシューズがフラットな為か靴中でパカパカ浮く感じはあったが、履いているとその感覚は無くなった。投げている時なども違和感はほぼなかった。擦れなどもほぼなく、紙くずは生じていない。

※1ゲーム(30分)使用時アシートの見た目・破れ等の変化見られず。

ボウリング使用靴
ボウリング使用靴
ボウリング使用/表面
ボウリング使用/表面
ボウリング使用/裏面
ボウリング使用/裏面

 

 

上記4種の運動では表面的な変化はあまり感じませんでした。しかし、運動量の多いバスケットボールでは靴の中で滑る感じがあるとの担当者からの報告でした。また、ボウリング以外の運動では裏面に破けが生じる結果となりました。そのため今回の結果からは30分程度の運動であれば使用感に変化はないが、1時間経過すると運動量に応じて、裏面に小~中程度の破れ等が生じる為、長時間の使用には注意が必要かと思われます。

 

今回のテーマはいかがでしたか?
テストということで久しぶりに運動をしましたが、膝の痛みと筋肉痛になり、日頃の運動の大切さを痛感致しました。

次回は、「汗について」です。お楽しみに。

 

 

Vol.29 アシートの歴史 Part②

 

8月に入り、暑さも本番ですね!

花火大会やお祭りなどイベントも多いこの月は楽しみがいっぱいで良いですよね!

ただ、イベントごとも多いですが、体調も崩しやすい時期でもあります。皆様も体調管理をしっかりして楽しい夏をエンジョイしましょう!

 

さて、今回の「知って得するインソールの豆知識」はアシートの歴史Part②ということで、アシートの特徴である表面のナミナミに焦点を当ててみたいと思います。

 

 

アシートの表裏の話

アシート開発当初は、ウラ面(靴側)にナミナミがあり、オモテ面(足側)は平面となっていました。それは、平面部分がオモテ面にあることで、印刷に適した紙の持つ特徴を生かし、様々なデザインが可能だったからです。しかし、ここで困ったことが発生します。試作品を作り、いざ試着をしてみると「ツルツル滑り、感触が悪い」との意見が続出しました。これは、オモテが平面だと、紙の持つ滑らかさが問題で靴を履いたとき滑ってしまうのです。この問題を解決するべく、試行錯誤を繰り返します。その中で、靴を履いたときの感触は、足から発生する汗の水分と関係があり、オモテを波目にするコトが水分吸収と通気性に有効であるコトがわかり、現在のアシートが誕生することとなります。

今では「畳の上を歩いている様な爽快感」と評価頂く事もある、アシートの気持ちいい感触は、逆転の発想から生まれたモノだったのです。

 

アシート波目の方向の話

アシートのナミ目は現在横ですが、お客様から「靴を脱ぐ時にアシートが折れ曲がり靴からはみ出す。波目の方向が縦のタイプが欲しい。」と言うご意見を頂戴する事があります。開発当初も同じ様な意見があり、縦ナミ目のアシートを作ってみた経緯があります。確かに、靴を脱ぐ時に折れ曲がる問題は無くなったのですが、ここでまたしても問題が・・・。なんと、アシートの気持ち良い感触が無くなってしまったのです。素足の状態の足の裏は敏感ですが、靴下を履く事により、靴下が緩衝材となり、1足当りの波目の数が少ない縦タイプは凹凸を感じ難くなることが分かりました。

当時の開発者は大変悩んだ結果、靴を脱ぐ一時(靴を脱ぐ時の折れる現象)と靴を履いている時間(気持ち良い感触の時間)を比較し、最終的にナミ目が横のタイプ(現在のタイプ)を選択することとなったのです。

 

最後に

今回アシートの歴史Part②をお送りいたしました。いかがだったでしょうか。

歴史を調べてみて、アシートの特徴である履いた時の気持ち良さを生むまでには、さまざまな試行錯誤があったことがわかりました。皆様もアシートを履くときに今回の記事の事を少し思い出していただけたら幸いです。

 

次回のテーマ「私だけが知っているアシート活用法」を紹介する予定です。お楽しみに。

 

 

Vol.28 インソールの購入場所・方法について

 

8月に入り、暑さも本番ですね!

花火大会やお祭りなどイベントも多いこの月は楽しみがいっぱいで良いですよね!

ただ、イベントごとも多いですが、体調も崩しやすい時期でもあります。皆様も体調管理をしっかりして楽しい夏をエンジョイしましょう!

 

さて、今回の「知って得するインソールの豆知識」はアシートの歴史Part②ということで、アシートの特徴である表面のナミナミに焦点を当ててみたいと思います。

 

 

アシートの表裏の話

アシート開発当初は、ウラ面(靴側)にナミナミがあり、オモテ面(足側)は平面となっていました。それは、平面部分がオモテ面にあることで、印刷に適した紙の持つ特徴を生かし、様々なデザインが可能だったからです。しかし、ここで困ったことが発生します。試作品を作り、いざ試着をしてみると「ツルツル滑り、感触が悪い」との意見が続出しました。これは、オモテが平面だと、紙の持つ滑らかさが問題で靴を履いたとき滑ってしまうのです。この問題を解決するべく、試行錯誤を繰り返します。その中で、靴を履いたときの感触は、足から発生する汗の水分と関係があり、オモテを波目にするコトが水分吸収と通気性に有効であるコトがわかり、現在のアシートが誕生することとなります。

今では「畳の上を歩いている様な爽快感」と評価頂く事もある、アシートの気持ちいい感触は、逆転の発想から生まれたモノだったのです。

 

アシート波目の方向の話

アシートのナミ目は現在横ですが、お客様から「靴を脱ぐ時にアシートが折れ曲がり靴からはみ出す。波目の方向が縦のタイプが欲しい。」と言うご意見を頂戴する事があります。開発当初も同じ様な意見があり、縦ナミ目のアシートを作ってみた経緯があります。確かに、靴を脱ぐ時に折れ曲がる問題は無くなったのですが、ここでまたしても問題が・・・。なんと、アシートの気持ち良い感触が無くなってしまったのです。素足の状態の足の裏は敏感ですが、靴下を履く事により、靴下が緩衝材となり、1足当りの波目の数が少ない縦タイプは凹凸を感じ難くなることが分かりました。

当時の開発者は大変悩んだ結果、靴を脱ぐ一時(靴を脱ぐ時の折れる現象)と靴を履いている時間(気持ち良い感触の時間)を比較し、最終的にナミ目が横のタイプ(現在のタイプ)を選択することとなったのです。

 

最後に

今回アシートの歴史Part②をお送りいたしました。いかがだったでしょうか。

歴史を調べてみて、アシートの特徴である履いた時の気持ち良さを生むまでには、さまざまな試行錯誤があったことがわかりました。皆様もアシートを履くときに今回の記事の事を少し思い出していただけたら幸いです。

 

次回のテーマ「私だけが知っているアシート活用法」を紹介する予定です。お楽しみに。

 

 

Vol.27 濡れた靴のお手入れと臭い対策

 

6月中旬となり関東は梅雨入り後1週間が経ちました。カラ梅雨気味とはいえ、やはりジメジメと鬱陶しい季節になりました。

 

(イメージ写真)

 

さて、「知って得するインソールの豆知識」今月号は「濡れた靴のお手入れと臭い対策」ということで、梅雨の時期を乗り切るための豆知識をお送りしたいと思います。

まずは下記のグラフをご覧ください。今回のアンケートはアシート公式Webサイトをご覧になっている皆様、つまりアシートを使っている、または興味を持って頂いている方々52名様から回答を頂きました。その皆様のアシート(または新製品SUASI)の使用歴となります。

 

アシート(またはSUASI)の使用歴は何年ですか?

 

このグラフからは使用間も無い方から大ベテランまで万遍なくいらっしゃることがわかります。これは中敷きなどの日用品の継続使用率としてはかなり高い方ではないでしょうか。

ちなみに使用歴20年以上ということは、現在アシートを専任で企画・販売等行っているどのスタッフよりもキャリアは上ということになります! 大変ありがたいことです。

10~20年の選択肢を5年刻みにすればもう少しきれいなグラフになったかもしれないですね。

 

●● 雨で靴が濡れそうなとき・・・ ●●

まず雨などで靴が濡れそうなときはどう対策などしているかということを伺いました。

これは多くの方が雨用の靴を履くと答えています。「濡れても差し支えのない靴を履く」(全体の22%)、「レインブーツを履く」(19%)ということで合計で4割を超える方が雨の日に履く靴を用意しているということですね。ちなみに「濡れても差し支えのない靴」というのは女性の場合はサンダルのような靴が該当すると思われます。男性用は見た目は特に変わらずに防水機能を持つ革靴などがありますね。

 

雨などで靴が濡れそうなときは どうしていますか? 〔複数回答〕

 

次点は「防水スプレーを使う」(18%)となり、これも雨が激しくなければ効果的で手軽な対策だと言えます。防水スプレーは汚れ防止にも効果があるという利点がありますね。ちなみに防水スプレーは屋外で使わないと吸い込んだとき吐き気などを起こす場合があるので注意しましょう。

次は「中敷きを入れる(アシートを含む)」(17%)ですが、正直これは発泡スポンジのようなスポーツタイプの中敷きくらいしか防水用途のものはないと思われますがいかがでしょうか。アシートを使う場合は紙の吸水性を見込んで入れて下さると思うのですが、これは慎重に行わないと、濡れたアシートは容易に崩壊して靴の中でバラバラに砕けてしまい汚れてしまいますので、小雨で靴の中の湿気を無くす程度の使用に留めて頂きたいと考えております。

中敷きの次は「出先で(靴を)履き替える」(10%)ということで会社の更衣室や自分のデスクに予備の靴を置いておける方、または勤務中に履くべき靴があるということですね。退社するまでに履いていた靴が乾けば効果的で快適ですね。

「交通手段やルートを変更する」(7%)については、最寄駅まで家族が送迎してくれる方も多いのではないでしょうか。

「その他」(3%)としては「そのまま濡れる」「いつも通り」という意見があり、意外と少ないなと感じましたがいかがでしょうか?

「外出しない」(2%)というのはある意味理想的?ですが、そうも言ってられないので、雨用の靴を履いて普通に通勤、可能なら駅まで車で送ってもらう・・・というのが会社員としての現実でしょうか。

 

(イメージ写真)

 

●● 靴が濡れたときどのように乾かすか ●●

次に、それでも靴が濡れてしまったらということで、乾燥手段について伺いました。

これは直感的に「新聞紙」というワードが頭をよぎりますが、その通りで31%という高い割合で行われています。複数回答につき他の手段も併用しているとは思いますが、やはり内部を新聞紙で吸湿させるのは王道なのですね。

ちなみに筆者宅は新聞をとっていませんが、そのような家庭ではできませんね・・・

 

靴が濡れてしまったときはどのように 乾かしますか? 〔複数回答〕

 

新聞紙で乾燥させるとき、新聞紙を詰めて一昼夜おいておく場合もあるかと思いますが、基本的には長時間に渡り放置しておくと逆に湿気を温存させてしまうことに繋がり、それがカビなどの原因になりうるということで、30分程度で新聞紙を1、2度取替え、寝る前には取り外しておくことが肝要のようです。

また新聞紙のインク移りが気になる場合は、新聞紙をさらにキッチンペーパーなどで包んで詰めると吸湿性も損なわずに靴内部をきれいな状態に保てます。

次に「陰干しする」(21%)、「布等で水分を拭き取る」(20%)ということで、これらも乾燥の基本ですね。陰干しする際は靴用のハンガーなども利用できます。干す場合は低い位置よりは高い位置の方が湿気がたまりにくいため早く乾燥します。理想的には空気が流れる場所でしょうか。

布で拭き取るというのはやはり大事で、革靴などの場合は放っておくと雨染みになることがあります。また雑学ではありますが、摂氏0度における水と水蒸気の体積比は1244倍(!)だそうで、液体の水を取り除くということは何よりも効率的な除湿と言えます。

「中敷きを入れる(アシートを含む)」(11%)は意外だったのですが、結構な方がこの方法をとっています。前章でも触れましたが、アシートで意図的に吸湿させる場合は紙自体の崩壊や紙屑の発生を防ぐよう、十分注意して行って頂くようお願い致します。

これに続くのは「ドライヤーを使う」(6%)、「日向に干す」(4%)、「扇風機を使う」(3%)となり積極的に乾燥させる手段ですが、ドライヤー(温風)と日向での乾燥は過熱により素材の変質などを招く恐れがあるので、お勧めできない乾燥方法となります。特に直射日光では紫外線で靴が大ダメージを受けてしまいます。

「洗濯機を使う」については1名もいませんでした。コインランドリーなどでは靴専用の洗濯機があったりするそうですね。

「その他」としては「除湿機の前に置く」という方が1名いらっしゃいました。たしかに扇風機より断然効果的ですね。

「扇風機を使う」と同じ割合だったのが「特に何もしない」(3%)ということで濡れてもそのまま、自然乾燥ということだと思われます。これは靴にとっても良くないでしょうし、雑菌の繁殖によるニオイの発生待ったなしなので、十分お気を付け下さい。

 

(イメージ写真)

 

●● 靴を乾かした後のお手入れ ●●

次に濡れた靴を乾かした後のお手入れ・ケアについて伺いました。「除菌・消臭スプレーを使用」(34%)という手軽なケアが最も人気のようです。確かに除菌スプレーを靴の中に噴霧した時の満足感?殺菌感??はかなり高いですね。

また「特に何もしない」(25%)という方もかなり多い結果となりました。

 

濡れた靴を乾かした後のお手入れは していますか? 〔複数回答〕

 

「保護クリーム等を塗る」(25%)という方もたくさんいて、手間のかかるケアをされていて感服致します。
「シューキーパーを入れる」(16%)も少なくない方が実践しているのですね。濡れて乾燥した後ということで型崩れが心配ですからシューキーパー、ブーツキーパーなどでぜひとも形状を整えたいものです。

 

(イメージ写真)

 

●● 濡れた靴のお手入れと臭い対策に関する体験談 ●●

最後に濡れた靴のお手入れと臭い対策に関する体験談を伺いました。皆様様々な苦労・工夫をしているものだと実感します。

「雨の天気予報が出ている時は雨用の靴を履いて外出しますが、近年はゲリラ豪雨の様な予測できない大雨も多く、夏場は仕事用の革のパンプスを濡らしてしまうこともよくあります」(使用歴1~3年)

「ドライヤーの強い温風を当てるのは革の劣化が早まるので避けたい。かといって新聞紙を詰めて根気強く陰干ししても、梅雨時のジメジメした気候でなかなか乾かず、しまいには生乾きの嫌な匂いが部屋に充満して不快な気分になる・・・と、特に濡れた革靴お手入れには良い解決法がなく悩みどころです」(同上)

「濡れた靴は放っておくと、においを放ってくるので放っておけません。前は靴乾燥機を使っていたのですが、革靴に使うと皮がこわばった感じになってしまうので、やめてしまいました。 これから梅雨に入るのでとても、心配です」(使用歴10~20年)

「1回履く毎に、簡単な乾燥機にかけて乾燥させている」(使用歴10~20年)

「かつては専用のドライヤーを使っていたが、今は靴を6足用意し毎日変えています」(使用歴10~20年)

「外側の水分はできるだけ布でふき取り、新聞紙を詰めて乾くまでこまめに取り換えて陰干ししています」(使用歴1~3年)

「乾かした後に靴の中に重曹を撒いて掃除機で吸ってニオイをとる」(使用歴5~10年)

「乾燥剤を靴に入れ毎日同じ靴を履かないようにする」(使用歴:使っていない)

「絶対、次の日まで置きません。雑菌が増えるので、とにかくその日のうちに乾かします。いつも除湿器の風の吹き出し口の上に靴を吊るします。翌朝にはすっかり乾いています」(使用歴3~5年)

「除菌アルコールを持ち歩き、消臭している」(使用歴10~20年)

「脱いですぐに消臭スプレーを振るようにしています」(使用歴10~20年)

「中まで濡れていたら水洗いしてから乾かす」(使用歴5~10年)

「中敷きは洗濯し、靴自体は陰干しし除湿脱臭できる炭やヒノキチップを入れる。見た目も可愛いヒノキチップが入った袋もののシューキーパーがあれば嬉しい」(使用歴1~3年)

「靴が濡れる心配があるような場合は、あらかじめ防水性のある靴を履くようにしていますが、途中で雨に降られ靴が濡れてしまった場合は中の濡れたアシートを取り出して、ティッシュやタオルで水分を拭き取った後、陰干しし靴内が乾いてから新しいアシートを入れます。また自分の足は汗をかきやすいため靴下は年中すべて5本指で室内での仕事中はメッシュの靴を年中履いています」(使用歴20年以上)

「妊娠してから汗をかきやすくなり、靴の匂いが非常に気になるようになった。特に雨の日はひどいので自宅や職場に靴用消臭スプレーを常備しています。アシートを使うようになって、匂いへの不安が軽減されました」(使用歴1年未満)

「新聞紙を敷いて置いときます。それでも乾かず旦那は会社を休みました」(使用歴5~10年)

「忙しくてなかなか対策をしていない」(使用歴1年未満)

 

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以上「濡れた靴のお手入れと臭い対策」についてお送りしましたがいかがでしたでしょうか。梅雨時の靴のお手入れの一助になれば幸いです。次回はインソールの購入場所や方法などについてお送りする予定です。お楽しみに。

 

 

 

 

Vol.26 アシートの実演販売について

 

5月になりました!新緑の季節になり、少し暑いぐらいの日も増えてきましたが、お出かけには最適の季節ですね!皆さまの連休はいかがだったでしょうか?

さて今回の「知って得するインソールの豆知識」は「実演販売」についてです。

「アシート販売日記」をご覧の方は知っている方が多いと思いますが、アシートでは取り扱いいただいている店舗での実演販売を行っております。今回はその内容についてご紹介します。

 

まず、実際にスタッフが実演時に使っている道具をご紹介します。

写真の赤いジャンパーを着て実演をします。写真上部のものはマットです。靴を脱いで試着してもらうときに使用しています。

 

次に、エリアについて紹介します。実演販売は、都内を中心に神奈川、千葉、埼玉といったエリアで、月に20か所前後を専門店やホームセンター、ドラッグストアなどの店舗を中心に行っております。

 

そろそろどんな風に実演販売を行っているかが気になる頃だとおもいますので、ご紹介します!アシート取り扱い店舗の一部場所をお借りして、サンプル、POPを手に持ちながら、「靴のニオイやアセをぐんぐん吸い取りますよー」や「靴ムレなど気になりませんかー」のようなお声掛けをしながら、興味を持ってくれたお客様にサンプルを履いてもらうスタイルで実施しています。

やはりアシートは履いてもらって初めて気持ちよさが伝わるので、どんどん試着をしてもらっています。「あっ、気持ちいいー」「面白い感触!」のような反応があるので私たちも実演のやりがいがあります。実際このような声は多いんですよ^^

 

最後に、実演販売の大きなポイントとして、無料でサンプルが試せるだけでなく、実演販売を担当しているのがアシート専門スタッフだという事です。

そのため、履き方のポイントや足のデリケートな悩みなどのアドバイスだけでなく、アシートで気になった質問にもお答えできるので気兼ねなく話しかけてみて下さい。

 

今回のテーマはいかがだったでしょうか。家の近くなどで実演販売があった場合はお気軽にお声掛けください。「アシート販売日記」では実演販売の日程をご紹介することもありますので、合わせてチェックしてみて下さいね。

来月のテーマは「濡れた靴のお手入れと臭い対策」を紹介する予定です。お楽しみに。

 

 

Vol.25 ブーツのお手入れと収納

 

今回は冬も終わり春本番ということで、「ブーツのお手入れと収納」についてアンケートを募集しました。
冬の間に活躍していたブーツをしまおうと玄関の隅に置いてある方もいるかと思います。
そんな方の参考になれば幸いです。

なお2016年2月号(Vol.11)でも「ブーツについて」ということでお送りしていますが、今回は特にお手入れと収納にクローズアップしてお送りしたいと思います。

 

ブーツ

 

 

●●ブーツの所有数●●

まずブーツをどのくらい所有しているかというアンケートが下記グラフとなります。

最多は1~2足ということで約半数を占めています。次に多いのが3~4足で約3割となっています。これら1~4足以内で全体の7割になります。

続いて5~6足が約1割、7~8足3%、9~10足1%となっています。

11足以上も1%(4名)いて、これは9~10足の2名より多くなっています。10足近くのブーツとなるとお手入れも収納もさぞかし大変だと思われます。

ちなみにブーツを持っていない人も6%程度いて、今回は性別の回答欄はありませんでしたが、おそらく男性の比率が高いのではないでしょうか。

 

ブーツの所有数

 

 

●●ブーツの平均寿命●●

次にブーツをどのくらい使うか(寿命)について聞いてみました。ブーツと言えばやはり本革製が多く長寿命だと思われるのですが、何年くらい使えるものなのでしょうか??

最多は3~4年で約半数、次点で5~6年で約3割、次に1~2年の約1割、以上で全体の95%を占めます。回答者全員の平均を計算してみたところ、平均寿命=4.7年という結果が出ました。

この数字をどう思われるでしょうか? 個人的には靴の平均寿命が5年以上?のような気がして、ブーツにしてはそれほど長持ちしていない数字のように感じましたがいかがでしょうか?

ただ高額なブーツばかりではなく、場合によっては2、3千円で買えるブーツもあるようですので、そういった廉価な使い捨て感覚のブーツが平均を押し下げているかもしれません。試しに「ブーツ 最安値」で検索してみると1000円以下のものもあるようですね。

担当の周りでも「(安いのを)1シーズンで履きつぶす」「何の手入れもせずに2~3年でボロくなったら新しいのに替える」「(物理的な寿命はもっと長いけど)古びたら3~4年で廃棄」という意見がありました。

また寿命が延びない要因の一つには女性物の流行も大きく関係しているのではないかと思います。

 

ブーツの平均寿命

 

 

●●ブーツの所有数別の平均寿命●●

以上の2つのアンケート結果を複合してみて所有数と平均寿命に何らかの関係があるのかどうか見てみたいと思います。

下のグラフに平均寿命の分布を表にし、それを色分けして棒グラフで構成比を図示してみました。なお表の下には所有数別の平均寿命を、サンプル数を乗じた加重平均として算出してみました。

これらを見ると所有数と平均寿命の間にはあまり相関関係はないようですが、7~8足所有のグループのみが平均寿命7.0年となっており、他のグループの平均4.2年の約1.7倍の長寿命となっています。

要因は不明ですが、サンプル数が10名(全体の6%)ということもあり、統計的にバラツキが出てしまった可能性があります。

 

ブーツの所有数別の平均寿命

 

 

●●ブーツの普段のお手入れ方法●●

次に普段どのようなお手入れをしているのかを選択肢を設け、複数回答で挙げて頂きました。

選択肢としては「布・ブラシ等による汚れ落とし」「消臭・除菌スプレーを使用」「クリーム・オイル等の塗布」「防水スプレーを使用」「その他」の5つです。

こちらは手間はかかりますが基本と言える「布・ブラシ等による汚れ落とし」がトップとなっています。やはり拭き掃除・ブラッシングなくしてお手入れとは言い難いような気がします。

次に多いのは「消臭・除菌スプレーを使用」で、ムレやすく臭いやバイ菌も繁殖しやすいブーツのお手入れとしては欠かせないですね。ブラッシングほど手間をかけず手を汚さずできる手軽さも得票数が多い理由ではないでしょうか。

次に「クリーム・オイル等の塗布」で、革の乾燥・ひび割れなどを防止するために油分の補給も大事ですね。ただし過剰に塗るとカビの栄養分になってメンテナンス前よりカビ易くなるという話もあるようですので、余分な油脂はカラ拭きでよく拭き取るようにしましょう。

次に「防水スプレーを使用」で、これは雨天での使用はもとより普段から使用しておくことで防汚効果が期待できるので愛用している方も多いのではないでしょうか。特に汚れが付きやすいバックスキン・ムートン系のブーツには効果が高いのではないでしょうか。

以上が代表的な普段のお手入れと言えると思いますが、普段のお手入れは「特にしない」方も多く、90名(全体の27%)いらっしゃいます。ちなみにお手入れをしない方々のブーツの平均寿命はやはり低いのかと思い計算してみましたが、全体平均とほとんど一緒という結果になりました。普段のお手入れと寿命は関係しないのでしょうか??

なお上記の普段お手入れをしない90名を除いた人数で延べ回答数の574を割ると一人当たり平均2.4個の方法でお手入れをしているということになります。

 

ブーツの普段のお手入れ方法

 

 

●●シーズンオフ等の収納・保管方法●●

次に今がまさにその時期だとは思いますが、シーズンオフ等の収納や保管方法について選択肢を7つ挙げ、複数回答で選んで頂きました。

選択肢は「下駄箱・クローゼット等に裸で保管」「購入時の箱に入れる」「新聞紙・乾燥剤等を入れる」「不織布ケースに入れる」「シューキーパーを使用する」「ブーツ専用ケースに入れる」「その他」となります。

これは全体の約4割(39%)の方が「下駄箱・クローゼット等に裸で保管」を挙げており、収納・保管にそれほど手間をかけないのが主流なのだと分かります。

次に「購入時の箱に入れる」(17%)、「新聞紙・乾燥剤等を入れる」(15%)、が続き、こちらもコストがかからず比較的手軽な保管方法と言えます。

その後には少数派ではありますが「不織布ケースに入れる」(8%)、「シューキーパーを使用する」(8%)、「ブーツ専用ケースに入れる」(3%)となります。これらは価格に差はあれどコストのかかる保管方法となります。

また特別な収納・保管はしないという方も全体の10%いて、これは玄関の隅などにそのまま露出して置いておくということだと思われます。ブーツを一年中履く場合もそのような形になると思われます。

 

シーズンオフ等の収納・保管方法

 

 

●●ブーツのお手入れ・収納に関する体験談●●

最後にブーツのお手入れや収納に関する体験談をご紹介します。

また、ブーツと言えば?ニオイですが、ニオイに関するものとカビに関するものは件数が多い関係で、ほぼ省略させて頂きましたのでご了承ください。

 

「定期的に陰干ししています。」
「天日干ししたら革が痛んだり色が抜けてしまった。」
「乾燥剤を下駄箱に数個、上・中・下と入れてます。」

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「購入した箱を捨ててしまうと保管するときに頭を痛めるので、靴やブーツの箱は必ず貰うようにしています。ブーツを捨てるときに箱も捨てています。」
「収納箱のフタが透明なら取り出しやすいのにと毎年思います。」
「とにかくシーズンオフでも様子を見なければだめですね。」

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「4年履いている牛革のお気に入りのブーツがあります。購入時は3万円程度。靴の中にシートを敷いたり日々のメンテナンスもしています。大切に履いているのですが、ソールの減りやベルトのへたりが目立つため今年は4千円程度かけて修理に出しました。」
「収納術を参考に突っ張り棒に洗濯バサミを使って収納したら前後で2倍吊るせるようになりスペースを節約できました。」
「ブーツキーパーの替わりにダンボールを切って丸めて入れてます。」
「新聞紙をぎゅうぎゅうに詰めすぎてつま先のところから取れなくなってしまって困ったことがありました。」

+–+–+–+–+–+–+–+–+–+
「買ってきたお手入れ用のクリームの色が自分のブーツの色に合わず、ブーツ全体の色目が変わってしまった経験があります。」
「数回使用しただけのブーツを久々に使用しようとしたら、表はきれいなのに裏地がボロボロとはがれていることがある。」
「友人の勧めで100円ショップのブーツスタンドを使うようになり、とてもスペース効率よく収納できるようになりました。」

+–+–+–+–+–+–+–+–+–+
「とにかく夏の間の収納と使用後の臭い消しに苦慮している。(妻が)」
「玄関にオープンタイプの下駄箱がありそこで保管しています。玄関は来客があるとき、いい匂いにしていたいので保管にはものすごく気を使ってます。大変です。」
「カビやにおいが気になるので靴箱の扉を開けて風通しを良くするよう心掛けています。」

+–+–+–+–+–+–+–+–+–+
「消臭スプレーと防水スプレーをこまめに使用している。」
「いつも消臭スプレーをシューってやって終わりです。」
「良くカビますが、使うときにきれいにします。」

「毎回シーズンが過ぎたらクリーニングに出して収納しています。」
「収納している時に型崩れをしてしまう。」
「正解がわからない。」

 

 

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以上、ブーツのお手入れと収納についてお送りしましたがいかがでしたでしょうか。ブーツを長持ちさせるコツはなるべく汚さず・汚れを貯めずに風通し良く保管することのようですね。

連休明けの次回はアシートのデモ販売(実演販売)についてお送りする予定です。お楽しみに。