Vol.49 水虫

ここ数日、花冷えの日がつづいておりますね。天気も移ろいやすいようですので、くれぐれもご自愛くださいね☘

さて、今回はこれから気候が暖かくなるにつれ悩む方も多い「水虫」について、一般ユーザーの皆様にアンケートを取らせていただきました。

その結果、総計293名の皆様からご回答をいただきました。ありがとうございます。

それでは、さっそくアンケート結果をご紹介させていただきます。

初めに、「これまで水虫にかかったことがありますか」という設問には、「ある」144名、「ない」149名とのご回答でした。この結果から、ほぼ半数の方が「水虫経験あり」であることが分かりました。

次に、水虫経験者を年代別でみますと、凡そ男女とも20代から増え始め、年齢を重ねるとともに増加していることが分かります。このことは、社会人になると靴を履く習慣が多くなり、水虫の原因である白癬菌が足に付着している時間が長くなることが考えられます。また、年齢を重ねるにつれて代謝が落ち、慢性化しやすくなるため、高齢者には慢性型の水虫が多いようです。

つづいて、皆様が普段お召しになる履物についてお聞きしました。

白癬菌は、高温多湿の環境で増殖します。

アンケート結果からも「革靴」、「シューズ」など通気性が悪く蒸れやすい履物は水虫に

かかりやすいことが分かります。なお、蒸れやすさに応じた関係は次の通りです。

「合皮の靴、ハイヒール>本革の靴>シューズ>サンダル、スリッパ>素足」

皆様は水虫予防としてどのような対策をしていらっしゃいますか。

なるほど、「お風呂でよく洗う」、「通気性の良い靴、靴下を選ぶ」方が多いですね。

このことは大変良い習慣です。なぜなら白癬菌がついても、すぐに水虫になるわけではないからです。一般的に、24時間以内に洗い流せば問題ないといわれています(ただし足に傷がある場合は12時間程と早まることもあります)。足を洗うときは、ゴシゴシとではなく、石けんで指の間までなでように丁寧に行いましょう。

また、靴下をお召しになる場合は、綿素材の5本指靴下が最適のようです。綿の靴下は吸湿性が高く、汗をかいてもすぐに吸収し通気性も高いので足の環境を改善する効果が期待できます。

終わりに皆様から寄せられた水虫に関するエピソードをご紹介いたします。

・水虫菌はうつると聞くので、父が水虫なので少し心配です。あと、銭湯や温泉が好きなのですが水虫がうつらないか心配しつつ入ってしまいます。

・水虫があるので足のマッサージに行きたいけどいけないです。

・寮のお風呂で感染した。水泡になり膿んで医者で抗生物質治療した。

・靴擦れになって痛みがあったので皮膚科に行ったら水虫と言われびっくりしました。

・家族にも知られたくなくて薬を隠してしまいます。

今回、水虫について調べる中で多くの皆様がその悩みを抱えていることが分かりました。そして、デリケートな問題なので他者へ相談しづらいというご意見も目立ちました。

しかしながら、水虫は根気よく適切な治療を行えば治る病気であるそうです。

再発しやすい原因は「かゆみが治まった」「水泡が消えた」など自己判断をし、途中で治療を止めることが多いからだそうです。完治を目指すためにも、まずは専門医を受診しましょう。

そうして水虫になりやすい高温多湿な足の環境を取り除くことも大切ですね。皆様の足の症状が治癒しますよう願っております。

それでは、次回の「知って得するインソールの豆知識」もお楽しみに☆