Vol.25 ブーツのお手入れと収納

 

今回は冬も終わり春本番ということで、「ブーツのお手入れと収納」についてアンケートを募集しました。
冬の間に活躍していたブーツをしまおうと玄関の隅に置いてある方もいるかと思います。
そんな方の参考になれば幸いです。

なお2016年2月号(Vol.11)でも「ブーツについて」ということでお送りしていますが、今回は特にお手入れと収納にクローズアップしてお送りしたいと思います。

 

ブーツ

 

 

●●ブーツの所有数●●

まずブーツをどのくらい所有しているかというアンケートが下記グラフとなります。

最多は1~2足ということで約半数を占めています。次に多いのが3~4足で約3割となっています。これら1~4足以内で全体の7割になります。

続いて5~6足が約1割、7~8足3%、9~10足1%となっています。

11足以上も1%(4名)いて、これは9~10足の2名より多くなっています。10足近くのブーツとなるとお手入れも収納もさぞかし大変だと思われます。

ちなみにブーツを持っていない人も6%程度いて、今回は性別の回答欄はありませんでしたが、おそらく男性の比率が高いのではないでしょうか。

 

ブーツの所有数

 

 

●●ブーツの平均寿命●●

次にブーツをどのくらい使うか(寿命)について聞いてみました。ブーツと言えばやはり本革製が多く長寿命だと思われるのですが、何年くらい使えるものなのでしょうか??

最多は3~4年で約半数、次点で5~6年で約3割、次に1~2年の約1割、以上で全体の95%を占めます。回答者全員の平均を計算してみたところ、平均寿命=4.7年という結果が出ました。

この数字をどう思われるでしょうか? 個人的には靴の平均寿命が5年以上?のような気がして、ブーツにしてはそれほど長持ちしていない数字のように感じましたがいかがでしょうか?

ただ高額なブーツばかりではなく、場合によっては2、3千円で買えるブーツもあるようですので、そういった廉価な使い捨て感覚のブーツが平均を押し下げているかもしれません。試しに「ブーツ 最安値」で検索してみると1000円以下のものもあるようですね。

担当の周りでも「(安いのを)1シーズンで履きつぶす」「何の手入れもせずに2~3年でボロくなったら新しいのに替える」「(物理的な寿命はもっと長いけど)古びたら3~4年で廃棄」という意見がありました。

また寿命が延びない要因の一つには女性物の流行も大きく関係しているのではないかと思います。

 

ブーツの平均寿命

 

 

●●ブーツの所有数別の平均寿命●●

以上の2つのアンケート結果を複合してみて所有数と平均寿命に何らかの関係があるのかどうか見てみたいと思います。

下のグラフに平均寿命の分布を表にし、それを色分けして棒グラフで構成比を図示してみました。なお表の下には所有数別の平均寿命を、サンプル数を乗じた加重平均として算出してみました。

これらを見ると所有数と平均寿命の間にはあまり相関関係はないようですが、7~8足所有のグループのみが平均寿命7.0年となっており、他のグループの平均4.2年の約1.7倍の長寿命となっています。

要因は不明ですが、サンプル数が10名(全体の6%)ということもあり、統計的にバラツキが出てしまった可能性があります。

 

ブーツの所有数別の平均寿命

 

 

●●ブーツの普段のお手入れ方法●●

次に普段どのようなお手入れをしているのかを選択肢を設け、複数回答で挙げて頂きました。

選択肢としては「布・ブラシ等による汚れ落とし」「消臭・除菌スプレーを使用」「クリーム・オイル等の塗布」「防水スプレーを使用」「その他」の5つです。

こちらは手間はかかりますが基本と言える「布・ブラシ等による汚れ落とし」がトップとなっています。やはり拭き掃除・ブラッシングなくしてお手入れとは言い難いような気がします。

次に多いのは「消臭・除菌スプレーを使用」で、ムレやすく臭いやバイ菌も繁殖しやすいブーツのお手入れとしては欠かせないですね。ブラッシングほど手間をかけず手を汚さずできる手軽さも得票数が多い理由ではないでしょうか。

次に「クリーム・オイル等の塗布」で、革の乾燥・ひび割れなどを防止するために油分の補給も大事ですね。ただし過剰に塗るとカビの栄養分になってメンテナンス前よりカビ易くなるという話もあるようですので、余分な油脂はカラ拭きでよく拭き取るようにしましょう。

次に「防水スプレーを使用」で、これは雨天での使用はもとより普段から使用しておくことで防汚効果が期待できるので愛用している方も多いのではないでしょうか。特に汚れが付きやすいバックスキン・ムートン系のブーツには効果が高いのではないでしょうか。

以上が代表的な普段のお手入れと言えると思いますが、普段のお手入れは「特にしない」方も多く、90名(全体の27%)いらっしゃいます。ちなみにお手入れをしない方々のブーツの平均寿命はやはり低いのかと思い計算してみましたが、全体平均とほとんど一緒という結果になりました。普段のお手入れと寿命は関係しないのでしょうか??

なお上記の普段お手入れをしない90名を除いた人数で延べ回答数の574を割ると一人当たり平均2.4個の方法でお手入れをしているということになります。

 

ブーツの普段のお手入れ方法

 

 

●●シーズンオフ等の収納・保管方法●●

次に今がまさにその時期だとは思いますが、シーズンオフ等の収納や保管方法について選択肢を7つ挙げ、複数回答で選んで頂きました。

選択肢は「下駄箱・クローゼット等に裸で保管」「購入時の箱に入れる」「新聞紙・乾燥剤等を入れる」「不織布ケースに入れる」「シューキーパーを使用する」「ブーツ専用ケースに入れる」「その他」となります。

これは全体の約4割(39%)の方が「下駄箱・クローゼット等に裸で保管」を挙げており、収納・保管にそれほど手間をかけないのが主流なのだと分かります。

次に「購入時の箱に入れる」(17%)、「新聞紙・乾燥剤等を入れる」(15%)、が続き、こちらもコストがかからず比較的手軽な保管方法と言えます。

その後には少数派ではありますが「不織布ケースに入れる」(8%)、「シューキーパーを使用する」(8%)、「ブーツ専用ケースに入れる」(3%)となります。これらは価格に差はあれどコストのかかる保管方法となります。

また特別な収納・保管はしないという方も全体の10%いて、これは玄関の隅などにそのまま露出して置いておくということだと思われます。ブーツを一年中履く場合もそのような形になると思われます。

 

シーズンオフ等の収納・保管方法

 

 

●●ブーツのお手入れ・収納に関する体験談●●

最後にブーツのお手入れや収納に関する体験談をご紹介します。

また、ブーツと言えば?ニオイですが、ニオイに関するものとカビに関するものは件数が多い関係で、ほぼ省略させて頂きましたのでご了承ください。

 

「定期的に陰干ししています。」
「天日干ししたら革が痛んだり色が抜けてしまった。」
「乾燥剤を下駄箱に数個、上・中・下と入れてます。」

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「購入した箱を捨ててしまうと保管するときに頭を痛めるので、靴やブーツの箱は必ず貰うようにしています。ブーツを捨てるときに箱も捨てています。」
「収納箱のフタが透明なら取り出しやすいのにと毎年思います。」
「とにかくシーズンオフでも様子を見なければだめですね。」

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「4年履いている牛革のお気に入りのブーツがあります。購入時は3万円程度。靴の中にシートを敷いたり日々のメンテナンスもしています。大切に履いているのですが、ソールの減りやベルトのへたりが目立つため今年は4千円程度かけて修理に出しました。」
「収納術を参考に突っ張り棒に洗濯バサミを使って収納したら前後で2倍吊るせるようになりスペースを節約できました。」
「ブーツキーパーの替わりにダンボールを切って丸めて入れてます。」
「新聞紙をぎゅうぎゅうに詰めすぎてつま先のところから取れなくなってしまって困ったことがありました。」

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「買ってきたお手入れ用のクリームの色が自分のブーツの色に合わず、ブーツ全体の色目が変わってしまった経験があります。」
「数回使用しただけのブーツを久々に使用しようとしたら、表はきれいなのに裏地がボロボロとはがれていることがある。」
「友人の勧めで100円ショップのブーツスタンドを使うようになり、とてもスペース効率よく収納できるようになりました。」

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「とにかく夏の間の収納と使用後の臭い消しに苦慮している。(妻が)」
「玄関にオープンタイプの下駄箱がありそこで保管しています。玄関は来客があるとき、いい匂いにしていたいので保管にはものすごく気を使ってます。大変です。」
「カビやにおいが気になるので靴箱の扉を開けて風通しを良くするよう心掛けています。」

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「消臭スプレーと防水スプレーをこまめに使用している。」
「いつも消臭スプレーをシューってやって終わりです。」
「良くカビますが、使うときにきれいにします。」

「毎回シーズンが過ぎたらクリーニングに出して収納しています。」
「収納している時に型崩れをしてしまう。」
「正解がわからない。」

 

 

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以上、ブーツのお手入れと収納についてお送りしましたがいかがでしたでしょうか。ブーツを長持ちさせるコツはなるべく汚さず・汚れを貯めずに風通し良く保管することのようですね。

連休明けの次回はアシートのデモ販売(実演販売)についてお送りする予定です。お楽しみに。

 

 

Vol.18 旅行時のインソール需要について

こんにちは。9月に入り、朝晩がだいぶ涼しくなってまいりましたね。皆様、今年の夏休みいかがおすごしだったでしょうか?仕事の方もいれば、旅行に出かけた方も多かったと思います。また、これからの秋の行楽シーズンに向けて旅行を企画されている方なども多いのではないでしょうか。

そこで今回の「知って得するインソールの豆知識」は旅行時のインソール需要について調べてみました。

 

・(アンケート)旅行時のインソール需要について

ホームページ上で行ったアンケートキャンペーンには男性36名女性37名計73名の方がご応募いただきました。ありがとうございます。

それでは早速アンケート結果を見ていきたいと思います!

 

男女比と年齢構成としては下記のグラフの通りとなりました。

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問:旅行時どんな靴を履きますか?(複数回答可)

 

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男女ともにスニーカーがトップとなりました。「歩きやすいから」「動きやすいから」といった理由が多く、旅行に動きやすさを求める方が多いようです。次に多かったのは革靴です。革靴を選んだ方の特徴としてはスニーカーなどと合わせて持っていき、場面によって履き替えるという人やビジネスでの利用との理由が多くありました。3つ目に多かったのがブーツです。ブーツを選んだ方の理由として季節によって持っていく靴を変える。その選択肢としてブーツを選ぶ人が多い結果となりました。

 

男女ともに歩きやすさがトップでしたが、女性の場合ではお洒落やコーディネイト、ドレスアップといった服装に応じて靴を選んでいる方が多く、男性では仕事や旅行用途に合わせて靴を選んでいる方が多かった印象でした。

 

問:旅行時に気になる靴の悩みはなんですか?

 

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男女ともに「ムレ(足汗)」が気になるとの結果になりました。いつもより歩く時間が長かったりするのでその影響かもしれませんね。女性で多かった「むくみ」、「靴擦れ」も歩く時間が関係していそうですね。全体では「臭い」が次に多くなりました。宿泊先や食事処など人前で靴を脱ぐ場面もありますし気になる方は多いようですね。

 

問:旅行時にアシート利用しますか?

 

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67%の方がアシートを利用することがわかりました!ありがとうございます。日常で生活しているよりも旅行の時って観光地を巡ったり、移動で歩いたり、迷ったり(笑)など足の負担は結構大きいのかもしれません。そんな時アシートが効果を発揮するのではないでしょうか。

 

問:旅行時に利用している(利用したい)アシートのタイプは何ですか?

 

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Oタイプが全体の64%となりダントツの1位となりました。ついでKタイプが19%、Bタイプが4%との結果となりました。やはりOタイプは他のタイプに比べ交換頻度が2~3日と長いのが選ばれた理由でしょうか。

 

 

最後に

旅行シーズンということで今回のテーマでお送りいたしました。旅行時は思ったよりたくさん歩いたりするので、歩きやすい靴を選ばれる方が多かったですね!私も旅行時はスニーカー派です!

実は私もこの夏旅行に行っておりました。関東のパワースポットで元気をもらってきました!

夏休みは終わりましたが秋の行楽シーズンが始まります!いいですねぇ。わくわくしますねぇ^^

旅のお供にアシート。いかがでしょうか?

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Vol.17 アシート販売店様アンケート

今回の「知って得するインソールの豆知識」は販売店舗様アンケートを実施致しましたので、その結果をお伝えしていきます!

アンケート方法は我々が実際に販売店舗様を訪問した際にその場でご記入いただく方法で行いました!ご記入いただいた店舗様はドラッグストアやホームセンターなど合わせて31店舗の方にご協力いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

さて!さっそくアンケート結果を見ていきたいと思います。

8月店舗画像A

 

問1 : 現在売れているインソールの種類を教えてください(複数回答可)

8月グラフ1

結果は消臭用が他の項目を抑えて一番となりました。「臭いをなんとかしたいっ!!」とインソールを使ってみようという方が多いのでしょうか。やはり臭いとの戦いは永遠のテーマですね。また、店舗で話を伺ってみるとこの時期ではサンダル履きが多くなり、痛み防止用の部分インソールを買われていく方も多くなる傾向にあるようです。

 

問2 : アシートを使用したことがありますか?

 

「はい」との答えが31店舗中26店舗と多数を占めました!アシートだけでなくインソールや他の商品も多数取り扱っている販売店様で実際にアシートを使って頂いたことがあるというのはありがたいですね!中には愛用して頂いている方もいて大変うれしく思います。

 

問3 : お客様に一番おすすめしたいアシートの効果はなんですか?

 

脱臭・吸汗・履き心地との回答が多数を占めました。次いで使い捨てとの結果です。一番のおすすめと質問はなっていたのですが、脱臭・吸汗・履き心地は3点セットのようで3つチェックを入れる方が多かったです。たしかにアシートにとってこの3点は切っても切れない感じですね。

 

問4 : 他のメーカーのインソールと比較して、良い点と悪い点は何だと思いますか。

8月グラフ2

 

良い点では機能との回答が大多数となりました。うれしいですねぇ。しかし、悪い点ではデザインが多くなりました。機能が良くて使っているが、靴を脱ぐときなどちょっと恥ずかしいとの意見がありました。

 

最後に

今回のアンケートを通して、アシートの実用面での効果(脱臭や吸汗、履き心地など)は大変いいねぇとの回答が多くある一方、デザインがかわいいのがあればなぁとの意見も多くありましたが、皆様、アシートには期待の新星がおりますっ!まだまだアシートに比べると知名度は低いですが、SUASIの今後の活躍をご期待ください!

 

アシートも引き続きよろしくお願い致しますね。

 

Vol.15 長靴・レインブーツについて

 

今回は昨年お送りした「ブーツ」に引き続き、靴の種類シリーズ第2弾ということで「長靴・レインブーツ」についてです。
ちなみに長靴と書いて「ちょうか」と読み、いわゆるブーツのことを指すこともあるようですが、今回は梅雨の時期ということもあり雨用・作業用などのゴム長靴についてお送りします。

今週東北地方でも梅雨入りし、北海道を除く日本列島は梅雨の真っ只中ですので大変タイムリーですね。

 

●アシート発祥

長靴は実はアシートが生まれたきっかけになった靴でもあります。今から28年ほど前、九州のとある青果市場で働く方から、仕事で使う長靴の中が蒸れて匂いがしてしまうという声を頂いたのがきっかけです。この当時のエピソードについてはまた日を改めてご紹介したいと思います。

 

長靴
長靴

 

 

●長靴・レインブーツ所有に関するアンケート

今回もあらかじめ募集したアンケート内容を見ていきたいと思います。まずアンケート回答者はアシートや中敷きの使用者とは限らない一般の方々423名様となります。男女比はほぼ半々の結果となりました。

 

アンケート回答者数
アンケート回答者数

 

また長靴・レインブーツをどのくらい持っているかということも聞いてみました。

これによると、持っていない方(0足)が1割程度いますが、9割の方がいわゆるブーツでない雨天または作業用などの長靴類を持っているということです。大半は1足のみということですが、中には4足、5足以上持っている方も少数とはいえいます。これはおしゃれなレインブーツをいくつも持っているのか、あるいは仕事や作業に合わせて数種持っているのか興味があるところです。

なお所有数に関して男女による違い、例えば女性の方がたくさん持っている等の有意な差はありませんでした。

 

長靴・レインブーツの所有数
長靴・レインブーツの所有数

 

 

●長靴・レインブーツを履く理由

次に9割の長靴・レインブーツ所有者の方の「履く理由」について複数選択式で答えてもらいました。合計得票数(延べ人数の合計)は624名となります。

こちらはやはり「雨天のため」が過半数の57%を占めるに至りました。続いて「仕事等の作業のため」15%、「趣味等の作業のため」13%、「防寒のため」11%となり拮抗しています。「おしゃれ・ファッション」は延べ人数26名ということで全体の票数の4%に過ぎないのが意外でしたが、理由として挙げるほどまでは昨今のおしゃれ長靴ブームも盛り上がっていないということでしょうか。

なお「おしゃれ・ファッション」を長靴・レインブーツを履く唯一の理由として挙げた方も僅かながら(3名)存在します。これは全体の0.5%にあたります。

 

長靴・レインブーツを履く理由
長靴・レインブーツを履く理由

 

 

●長靴・レインブーツのニオイが気になったことがあるか

これは次章の経験談で具体的なエピソードを紹介していますが、やはり総ゴム製が基本の長靴・レインブーツは相当に蒸れやすくニオイを発しやすいという弱点を持っています。今まで使用してきてニオイが気になったことがあるか聞いてみたのが下のグラフです。

83%の方がニオイが気になったことがあると答えていますが、意外と少ないと思いませんか? きっとニオイが気になったことがない17%の方は滅多に長靴を履くことがないライトユーザーの方なのだと推測されますが、いかがでしょうか。

 

長靴・レインブーツのニオイが気になったことがあるか
長靴・レインブーツのニオイが気になったことがあるか

 

 

●長靴・レインブーツに関する経験談・失敗談

今回もテーマに関連した経験談などを教えて頂きました。定番のニオイ関連がやはり多くなっていますね。

○ニオイに関する経験談○

雨で足がぬれたまま、上司と座敷のランチに連れて行ってもらった時は、本当に最悪でした。。。(女性・所有数1足)
レインブーツで雨の中歩いて家に帰ると、中からこもった臭いが漂ってきました。女性として悲しくなった記憶があります。(女性・所有数1足)
去年の梅雨の時期に、一足しか持っていなかったレインブーツを連日履き続けたところ、気づいた時にはとてつもない臭いを放つようになっていて・・・捨てるしかありませんでした。(女性・所有数1足)
私はとにかく汗っかきで足も相当臭いです。仕事で長靴を履いた日には、自分でも引く程臭いです。。(女性・所有数1足)
よく晴れた日の土いじり、家に入るために脱いだ長靴から強烈な臭いが・・・ 土いじりの度に、長靴の天日干しも作業の一つになっています。(女性・所有数2足)
メンテしないと湿気や雑菌で呼吸困難になりそうなほど臭くなり、家族だけでなく仕事関係でもクレームが。(男性・所有数2足)
雨のお呼ばれの日、雨靴で行きましたが足のニオイが気になって上がれず、玄関口で帰るハメに。昔の話ですが、忘れることができません。(男性・所有数2足)
仕事で一日中長靴を履いていて、帰って飼い猫が足の匂いをかいだら一目散に逃げた。(男性・所有数2足)
子供との学校行事で畑作業に参加。そのあとママ友の家でお茶のお誘いが・・・まさかそんなお誘いがあるとは・・・長靴の中は汗もかいたし悪臭が・・・そんな足でお邪魔するわけにもいかず、嘘をついて断りました。(男性・所有数2足)

○違うニオイの経験談○

消臭スプレーを使ったら、変な匂いになってしまいました。(女性・所有数1足)
ゴムっぽい臭いがいつも気になります。通気性が無い為、汗で靴下が湿ります。(女性・所有数1足)
ズボンにゴムの匂いがついてとれない。(男性・所有数2足)

○雨上がり○

出かけるときは降っていたが、雨がすぐあがって気が付くと長靴なのは自分だけだったとき。(女性・所有数3足)
雨が降っているときに履いて家を出ても、途中で雨があがってしまうと履いているのが恥ずかしいし暑い。(女性・所有数2足)

○長靴の置き場所○

職場に徒歩で通っていたとき、荒天時に履いていました。しかし仕事場は革靴を着用・・・履いて行った長靴を置いておく場所がなくて、しょうがなく・・・職場内の片隅に置いていました。(男性・所有数1足)
でかすぎて収納できない。(女性・所有数1足)
長靴を買ったら、しまう場所に困った。(女性・所有数2足)

○その他○

雪国では、雪靴という、長靴よりも通常の靴の形態で、水に強い(水深4~5cmまで等)タイプが一般的ですね。(男性・所有数0足)
レインブーツを履いても中の方まで結局濡れてしまうので、中が濡れてもすぐ乾くものがあったらいいなぁと思います。レインブーツは外側は強いけど、中側は濡れるとなかなか乾かないので・・・(女性・所有数1足)
長靴は蒸れるのを知らず、長靴なのに雨が入ってきてしまう・・・不良品かと思っていましたが、蒸れて自分の足汗だったようです。(女性・所有数1足)
おしゃれな長靴は高いのでやっぱり買えません。(女性・所有数0足)
大雪の日に駅まで行けなくて、嫁のピンクで駅まで行った。(男性・所有数0足)
2歳になった息子が私の長靴を履きたがり、履いては転ぶの繰り返し。危ないのでしまってほとんど使えていない。次はショートのレインブーツを買う。(女性・所有数1足)
水が入るとなかなか乾かなくて、ストーブの近くに置いて乾かそうとしたら、レインブーツがしわしわになったこと。(女性・所有数1足)
主人の長靴にムカデが入っていたことがありました。知らずに履いた主人が何かゴソゴソするので長靴を逆さにして振ってみたら立派なムカデが落ちてきてびっくり。そこからの慌て方がすごかったです。でも噛まれないで良かった!(女性・所有数2足)
消防団で使っていた長靴が履きやすく大好きでした。(男性・所有数1足)
ぬぎにくいとか。(女性・所有数1足)
ゴムの音がキュッキュとなってうるさい。(女性・所有数1足)
大人になってからは履いていないからわからない。(男性・所有数0足)

 

 

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以上、今月は梅雨の時期に相応しいテーマでお送りしましたがいかがでしたでしょうか。沖縄以外は7月中旬以降まで梅雨は続くようですので、嫌なニオイに悩まされずに過ごしたいものです。失敗談を見ていると普通の靴と同じように、同じ靴を使わずにローテーションしてよく乾燥させることが重要のようですね。

来月はVol.13でお送りしたユーザーインタビューの続編(男性編)の予定です。お楽しみに。

 

Vol.11 ブーツについて

 

「知って得するインソールの豆知識」ブログも残すところあと2回となりました。
今回は靴の種類の一つである「ブーツ」にスポットをあててみたいと思います。

ブーツの種類はかなりあるようで、ロングブーツ、ショートブーツ、ブーティ―、ムートンブーツ、エンジニアブーツ、その他いろいろあり、スキー、バイク等の特定用途向けを入れると無数?に分類できてしまいますが、今回は大まかにブーツとひとまとめにしています。

今回のアンケート調査はアシート購入歴のある91名様に答えていただいており、男女比はアシートユーザー層を反映して3:7で女性多数となっています。

 

●ブーツ所有数

まず所有するブーツの数について答えていただきました。グラフを見ると2足が最多となっています。
男性はやはり少な目で1足という方が多いですね。ただし0足(持っていない)と答えた方は2名とも女性でした。

グラフから、アシートの利用者という言わば身だしなみに気を使っている皆様の印象からすると、所有数は意外と少な目といった印象でしょうか。

 

 ブーツ所有数
ブーツ所有数

 

●ブーツを履く理由

次にブーツを履く理由について伺いました。こちらは選択肢の中から該当するものを複数選んでいただきました。

 

ブーツを履く理由(複数選択回答)
ブーツを履く理由(複数選択回答)

 

圧倒的なのは「おしゃれ・ファッション」と「防寒のため」ということで、この2つで全体の82%を占めています。
おしゃれ・ファッションは王道として、防寒は季節柄もありますね。

3位にランクインしているのが「歩きやすいから」ということで、これは担当には意外だったのですが、例えばムートンブーツなどのようにかかとが低くてフラットなタイプの場合は歩きやすそうですね。

また足首部分を拘束することによる捻挫保護や、足の保護もあり、ブーツは機能的な部分も見逃せないですね。

その他「脚がきれいに見えるから」「流行りだから」となりますが、最後の選択肢の「異性を意識して」は担当の予想が外れてしまい、勘繰りすぎの選択肢だったと反省しています・・・

 

●ブーツの臭いが気になったことがあるか(自分・他人を問わず)

次に「ブーツの臭いが気になったことがあるか」ということで答えていただきました。

全体の88%の方が「気になったことがある」ということで、やはりブーツは保温性が良い代わりに蒸れやすく臭いを発しやすいのが実情のようです。

 

ブーツの臭いが気になったことがあるか(自分・他人を問わず)
ブーツの臭いが気になったことがあるか(自分・他人を問わず)

 

下のグラフは冒頭で紹介したブーツ所有数別にこの結果をまとめたものとなります。

0足(ブーツを持っていない)にも関わらず臭いが気になるという方が多いのは他の人のブーツの臭いが気になる方がいかに多いかということですね。
また5足以上持っている方で「気になったことがない」と答えた方はゼロでした。

とりあえずブーツの臭いは自分だけでなく他人の目(鼻)にも届いていると思った方が良さそうです。

 

ブーツの臭いが気になったことがあるか(ブーツ所有数別)
ブーツの臭いが気になったことがあるか(ブーツ所有数別)

 

●ブーツに関する体験談

最後にブーツに関して体験談・失敗談などを募集しました。下記にご紹介します。

 

○お手入れ編

あまり磨いたりせずに片付けたら次のシーズンに皮がひび割れた。ソールも悪くなっていて駅で思いっきり転倒。それ以来手入れをして片付けることにしている。(女性・所有数3足)

カビが生えた。(女性・所有数4足)

低反発の分厚い中敷きを敷いていた際、長期間歩いたあと中敷きを取らずに一晩放置したことがあるのですが、においがひどくてなかなか取れず、結局そのブーツは捨てるはめになってしまいました。以後、中敷きは使い捨てに徹底するようにしています。(女性・所有数3足)

使い捨て中敷きということでぜひアシートをお使いいただきたいと思います。低反発は機能はいいのですが、場合により蒸れやすいことがありますね。担当は中敷きではないのですが、低反発枕でカビを経験したことがあります。

○恥ずかしい思い

靴を脱ぐ場所でデザインが良くない靴下を履いていた事に気づいた事。ブーツだとよくある失敗談。(女性・所有数5足以上)

茶道のお稽古にブーツを履いて行ってしまいました。お稽古は、お座敷に正座。正座や立ち上がるたびに足の臭いが漂い、お稽古中ずっと恥ずかしい思いをしてしまいました。(女性・所有数5足以上)

先日新潟に出張した時に、「雪国だからブーツでしょう。」と勝手な思い込みでブーツを履いて行ったところ、駅を降りたら路面が乾いていて、パンプスを履いた女性までいました。行く先々で言い訳をして、とても恥ずかしい思いをしました。(男性・所有数1足)

○ブーツが履けない

海外旅行の時、機内でロングブーツを脱いで過ごし、到着した時にはブーツのファスナーが全くあがらなかった。以来、ロングフライトの時にはロングブーツは避けている。(女性・所有数4足)

宴会でブーツを脱ぎお座敷で飲食をした後、帰ろうとしたら足がむくんでブーツのファスナーが上がらず焦り、とても恥ずかしい思いをしたことがあります。それからは事前に確認してその日の靴を決めています。(女性・所有数5足以上)

飲み会でストレッチ抜群のブーツできめたらお座敷。酔っぱらった後なかなか履けず恥ずかしかった(女性・所有数5足以上)

これは履く人にしか分からない経験談ですね。最後のストレッチブーツについては浮腫んで履けなかったというより酔いが回って手元がおぼつかない状況だったのでしょうか。

○定番のお座敷

飲み会でお座席に通されてしまい、急遽ブーツを脱がなくてはならず、脚の臭いがかなり気になった事あり(女性・所有数2足)

飲み会で出かけたものの、テーブル席がいっぱいでお座敷しかなく、しかたなくその席に入るときにブーツを履いていたことで臭いが気になりヒヤヒヤしたことがあります。(女性・所有数5足以上)

居酒屋へ彼女と行った際、足が臭うためかブーツを脱ぎたくないと思っていた彼女の気持ちを察してあげられず、お座敷の居酒屋へ行き、彼女に怒られました。(男性・所有数2足)

こちらは定番のお座敷エピソードですが、上記以外にも数名挙げられていました。

○脱ブーツ

蒸れるのに洗えないし不衛生のため、ブーツを履くのをやめました。(女性・所有数0足)

ブーツは特にムレ対策に中敷きを入れるとサイズがきつくなりやすい。洗えないし蒸れるしでほとんど履かなくなりました(女性・所有数1足)

こちらはブーツを履かない選択をした方々です。サイズがきつくなりやすい件は、薄型中敷きのアシートがお役に立てそうです。

○アシート

飲み会で靴を脱ぐお座敷だと足の臭いが気になり、事前に汗拭きシートで拭くようにしている。アシートを使用するようになり、拭くタイミングを逃しても焦る必要が無くなった。(女性・所有数3足)

積雪寒冷地である札幌ではブーツは必需品です。知人宅を訪問した際、足のにおいが気になったことがあります。アシートを使う前には、ありとあらゆる中敷きをためしました。(女性・所有数5足以上)

どんなに足をキレイに洗っていても、ブーツを履いているとだんだんと必ず臭ってくるその自分の足の臭さに驚きました。いろんな消臭スプレーやパウダーを試しましたが、効果は少しだけ。色々調べて、自分の足から出る大量の汗が原因なんだとわかりました。そこで口コミが良かったアシートを試したところ、足の汗をぐんぐん吸収し、それでもブーツは汗で少し湿っぽくなってしまうものの、臭いも近くで一生懸命嗅がない限りは気にならないほどです。とても大きな効果を感じました。(女性・所有数4足)

ブ-ツではないのですが・・・先日の大寒波で足を骨折し初めてのギプス生活中です。ギプスの中(約2週間目)がムレて不快でしたが、アシ-トを使用すると大変快適です。靴の時同様、においも気にならず、診察の時も安心です。(女性・所有数4足)

こちらは手前味噌ではありますが、アシートに関するエピソードです。最後のギプスの中に使用する話は担当は初めて聞きました。使用には担当医さんの理解?が必要かもしれませんね。

 

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以上、靴の種類の一つをピックアップする今月号でしたがいかがでしたでしょうか。来月はいよいよ最終号となりますが、インソールの種類についてとりあげる予定です。お楽しみに。

 

 

Vol.10 アシートと季節の関係

 

少々遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。本年も「知って得するインソールの豆知識」ブログをよろしくお願い致します。さて豆知識ブログも残すところあと3回となり、新年最初は弊社製品のアシートと季節との関わりを見ていきたいと思います。

 

●アンケート回答

今回も記事を進めるにあたってあらかじめアンケートに答えていただきました。回答者は119名様で、基本的にすべてアシートのユーザー様となります。年齢・職業の内訳としては下記グラフとなります。

 

回答者の年齢
回答者の年齢

 

職業分布
職業分布

 

年齢層については10代こそゼロですが、割と幅広い方々にお答えいただきました。その中でも50代が圧倒的で全体の約4割に迫る勢いです。

職業についても伺いましたが、アシートのユーザー様の分布としてサービス業が多い中、事務員さんが最多の26%となっています。

なお職業「その他」の内訳としては、フリーライター、ヘアメイク、教員、議員、鉄道乗務員の方などがいらっしゃいました。

 

●アシートを知ったきっかけ

アシートと季節に関するアンケートの前に、アシートをどこで知って使うようになったのか聞いてみたのが下のグラフです。「友人・家族等の紹介」以下6つの選択肢を選ぶか「その他」として具体的に記述して頂きました。グラフでは年齢別に色で分けてみました。

 

アシートを知ったきっかけ
アシートを知ったきっかけ

 

1点気づくのは、20代の場合は「店頭で商品を見た」と「店頭デモ販売で知った」がともにゼロということです。若い方は友人・職場などの口コミ・つながりやネット等に偏っているということでしょうか。

ちなみに店頭デモ販売とはアシートのスタッフが薬局や販売店の売り場にアシートブースを設置して、来店客様にサンプル品を手渡したり、サイズフィッティングを行う実演販売形態のことです。

最も多いのは「友人・家族等の紹介」ですが、3位の「職場で知った」を合わせると、口コミの影響力はやはり大きいですね。

「店頭で商品を見た」が2位に入っているのは、実店舗での販売が現状まだまだ多くはないことを思えば健闘したと言えるのではないでしょうか。

「テレビで見た」が3名いますが、こちらはバラエティ番組などで取り上げられたことがありまして、放送回数と回答者数の比で見ますと、テレビの宣伝力はやはりすごいと言えます。

「その他」としては「もう何10年も使用、忘れた」「あまり前で忘れた」等とあり、遠い記憶のかなたに行ってしまったということで、販売する側としては感無量です。

なお唯一の70代の方は「友人・家族等の紹介」ということでした。

 

●アシートをあまり使わない時期

次にアシートと季節の関係性を計るうえで、アシートを使う時期ではなくあえて「使わない」時期をお答えいただきました。回答方法は4月から3月まで使わない月を複数回答にて選んでいただきました。

まず回答いただいたのは全119名中21名だけということで、残りの82%の方々は基本的には年中使うものと思われます。

 

アシートをあまり「使わない」時期
アシートをあまり「使わない」時期

 

こちらのグラフは割と分かりやすい分布が出ました。

最も使わないのは晩秋から冬にかけて、寒い時期に使わないということになります。

理由は下記のようなものが挙げられました。

 

「あまり汗をかかないから」(12~2月に使わない・40代・事務)
「寒さで足が汗をかいたり蒸れることが少ないため」(1月に使わない・20代・接客業)

 

やはり寒ければ汗をかかないということですね。違った理由を挙げる方もいます。

 

「出勤が少ない事と、乾燥しているのでアシートの持ちが良い」(1月に使わない・50代・営業)

 

また厳冬期と思われる2月、3月の票がそれほど伸びていないのは恐らく寒いためブーツを着用し、結果蒸れるためアシートを使う方が出てくるのではないでしょうか。

最も「使わない」回答が少なかったのは6月=梅雨時ですが、アシートは湿気ではなく明らかに濡れてしまうと寿命が一気に縮まります(というより即交換が必要となります)ので、注意が必要です。

その他の「使わない」理由は下記のようなものがありました。

 

「サンダル・ハイヒールパンプスを履く事が多いため」(4~10月に使わない・40代・事務)
「基本的にはブーツ・フラットシューズに利用する事が多い為」(同)
「サンダルを履くから」(7~9月に使わない・40代・事務)
「オープントウの靴に敷いて履くと、前から見えてしまうので」(7~8月に使わない・50代・教員)
「ファッションで裸足で靴を履く時期に使います」(11~4月に使わない・40代・ヘアメイク)

 

●アシートが売れる時期

では上記の皆さんの「使わない時期」とアシートの販売が連動しているのかちょっと調べてみました。下記がアシートの販売数の年間の変動です。

 

販売足数の変動
販売足数の変動

 

これはある年度の販売量の推移を表していますが、念のため男女で色分けしてみました。
なお、箱入りの販売単位ではなく、徳用パックなども含め全て1足単位にバラして積み上げてみたグラフですのでご了承ください。

アンケート結果の「使わない時期」である冬に大きな落ち込みがあるかと思いきや、それほど大きくありません。

アシートは徳用パックだけでなく、化粧箱入りの通常パッケージ品でもそれなりにまとまった入数であるため、需要期と販売ピークが必ずしも一致しないということでしょうか。

ちなみにこのグラフからも分かるように、アシートの販売サイズの男女比率は4:6で女性用サイズの方が多く売れています。

 

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以上アシートと季節の関係について見てみましたがいかがでしょうか。

本記事は当初「インソールと季節の関係」について特集する予定でしたが、季節によるインソールの種類を調べているうちに、インソール自体様々な種類があることが分かり、別立てでそれについてはお届けすることにし、今月はアシートに的を絞ってみました。

Vol.2 靴所有に関する実態調査

「知って得するインソールの豆知識」第2回はインソールをより深く知っていただくための予備知識として「靴」そのものにスポットライトを当ててみたいと思います。

当社アシートユーザーの皆様に簡単なアンケートをお願いし、そのデータをもとに見えてきたコトとは・・・

●アンケート回答者内訳

まずアンケート回答数141名の内訳ですが、女性78名、男性63名となり、アシートがより多く女性に支持されていることを考えると妥当な比率と言えます。なお50代男性の回答数が37名と最も多く、長年アシートをご愛顧頂いている層と言えると思います。
逆に20代男性は1名のみと、20代女性21名に比べると非常に少ないですね。

女性は恐らく就業者が少ないと思われる60代以上は5名と少ないものの、ほぼ全年代に渡ってまんべんなくご回答いただいた形となりました。

 

アンケート回答者
アンケート回答者

 

最近アシートのホームページが女性向けのイラストデザインに変わったことをご存じでしょうか? これもアシートが女性によりフォーカスした製品という表れなのです。

●靴サイズ

靴サイズに関してはアシートの売上をほぼ反映する形となりました。すなわち、アシート女性用23cm(20名)と24cm(37名)でアンケート回答者全体の4割をカバーできています(なお靴サイズ22.5cmはアシート23cmが適合し、23.5cmはアシート24cmが適合します)。

アシートはお徳用パックを合わせると合計8サイズ展開していますが、お徳用パックにしかない女性用22cm、男性用28cmなどはやはり出荷数も少なく、化粧箱パッケージと合算しても全体の出荷数の1割以下となっています。

 

靴サイズ
靴サイズ

 

●靴の所有数

次に、持っている靴の数について概数になりますがお答えいただきました。

まず女性で最も多いのは6~10足と11~15足で、割と現実的な数字と思われます。また31足以上という方も60代を除いて一定数いるのは女性ならではですね。

逆に5足以下という方は40代と50代に計5名ほど、女性全体の割合で言うと約6%となりました。

季節によって履き替えることも多いため一概には言えませんが、女性は曜日ごとに靴を取り替えても2週間程度はローテーションできるというところでしょうか?

 

靴所有数(女性)
靴所有数(女性)

 

それに対して男性は女性に比べて全体的に所有数が少なく、20代(回答者1名)を除き全年代で5足以下の方がそれなりの割合を占めている点に注目です。少し幅を広げて10足以下とすると48名となり、全体に占める割合はなんと76%となります。かくいう私(40代 男性)も同様で、お出掛けに使える靴はそのさらに半分以下と思われ、3,4足をなんとか会社、プライベートで履き回している、そんな男性も多いのではないでしょうか?

一方、大量に持っている方は男性の場合はほとんどおらず、21足以上の方は男性回答者63名中、1名でした。ただその方は「31足以上」と回答されており、正直何足持っているのか気になるところですね。

 

靴所有数(男性)
靴所有数(男性)

 

●どこで靴を購入するのか?

こちらは靴の購入先について、下記の選択肢より回答いただきました(複数回答可にて)。

①靴専門店 ②デパート ③スーパー ④通販・ネットショッピング ⑤その他

まず女性はデパートが多いものの、上位3者(デパート、靴専門店、通販・ネットショッピング)で9割近くを占めます。デパートが多いのはしっかりとした長く使える靴を買いたいということでしょうか。また、このあとご紹介するように、女性は気に入った靴を長持ちさせるよう努力する傾向が強いように感じました。

「その他」とお答えいただいた中には、「ブランド直営店」(20代 女性)や「セレクトショップ」(50代 女性)という回答があり、こだわりのある靴選びがお店にも出ているようです。

 

購入先(女性)
購入先(女性)

 

一方男性では、デパートが1割強と少なく、靴専門店が大きく票を伸ばし約6割となっています。これは郊外型靴量販店などの入りやすい店舗形態が影響しているのではないでしょうか。休日のお父さんはなかなかラフな格好をしています。そんなときはデパートは若干敷居が高いと思われますから。

またその他として「ワークマン」(作業着チェーン店)(50代 男性)というお答えがあり、働く男性ならではです。

 

購入先(男性)
購入先(男性)

 

なお女性・男性問わず、「通販・ネットショッピング」が1~2割という結果になっています。様々なものが通販で販売されている現在、この数字が多いのか少ないのかは判断に迷いますが、サイズはもとより、幅・高さ・履き心地などの選択が難しい商品性格上、まだまだ実店舗での購入が主流と言っていいでしょう。ただ、通販サイトによってはサイズ交換無料(返品送料無料!)を打ち出しているところがいくつかあり、今後現実的な選択肢となっていくのでしょうか。

●靴の買い替え(購入・廃棄)のきっかけ

最後に、靴を買い替える、または単に購入・廃棄するタイミングについて、その理由を伺いました。自由記述欄一杯に書いて下さる方も多く、なかなか読み応えのあるアンケート結果となりました。

まず靴を買い替える理由として最も多かったのは、やはり古くなった、傷んだ、型崩れしたなどの一般的な消耗・劣化などでした。
「キズ」(20代 女性)や「老朽化」(40代 男性)、「外皮の劣化」(40代 女性)、「履きつぶしたら」(50代 男性)、「伸びて使えなくなったら」(30代 女性)などが代表的な声として挙げられます。

その他は具体的な理由として「靴底の摩耗で滑りやすくなったとき」(60代 男性)や「かかとのすり減り具合」(20代 女性)というように靴底・かかとの消耗を挙げるものと、外的な変形とは別に「臭くなってきた時」(20代 女性)と臭いの染み着きを挙げる声も多かったです。

また、「流行のデザイン、新しい服に合わせたい時」(20代 女性)、「ファッションの好みが変わったとき」(20代 女性)、「足の変化(サイズが合わなくなった)」(60代 女性)、「洋服と合わなくなった」(40代 女性)、「年齢に合わなくなった」(40代 女性)、「自分のテイストと掛け離れてしまったもの」(40代 女性)など、女性らしい服飾の流行や、また自身の変化による買い替えも目立ちました。その点、男性は冒険しない限りデザインも流行や年齢の進行にそれほど左右されず陳腐化しにくいので靴選びもラクと言えますね。

また購入する理由として、「季節の変わり目」(30代 女性)、「基本的にはシーズンごとに買い替えます」(30代 女性)、「お出掛け用のお洋服を新調したとき」(50代 女性)といったファッションに敏感な方々の意見も女性に多かったです。

他方、購入理由が柔軟?な、「新しいものが欲しくなったとき」(20代 女性)、「買い物に行ったときに ときめいたら購入」(30代 女性)、「飽きたら」(50代 男性)、「靴屋を覗いてみて気にいったものがあったとき」(50代 男性)といった一見衝動買いともとれるような理由を挙げる方も数多くいらっしゃいました。実際のところ、気負って「靴を買いに行く」と意気込まないことも多いですよね。

廃棄の理由も買い替えの動機とかぶる部分がありますが、修理・補修に関する記述が多い印象があります。回答者141名中14名が修理・補修という言葉を使って廃棄・買い替えの理由に言及しています。

一例として、「ヒールの修理が不可能になった時」(40代 女性)、「かかとの補強等の修理を2~3度行ったうえで買い替えを決める」(30代 女性)、「ヒールのトップリフトが数回壊れたら交換」(30代 女性)、「つま先の皮がはがれて、修理がきかなくなった時」(50代 女性)などです。中には「オールソール(靴底の総張替え)を3回以上行った場合」(40代 男性)というご意見もあり、かなり愛着をもって維持されているのだなと感じました。ちなみに修理に関する記述はほとんど(14件中11件)が女性によるものでした。

回答者中1割が修理補修をしているということに、若干驚いたのは担当自身が普段靴を完全に使い捨てにしているからでしょうか? ともあれ、アシートユーザー様はいいものを長く使う傾向があるということは時代の流れにも合っていて嬉しいことですね。

その他の廃棄理由として、「履かなくなった」(40代 女性)、「足に合わない靴で履いていないから」(30代 女性)、「汚れがとれなくなった」(50代 男性)、「靴擦れがなくならない時」(40代 女性)といった意見もあります。

また回答中、靴のリサイクルに言及している方もいて、「処分するときは燃えるゴミに出しちゃってます。リサイクル(破れていれば出しにくい)のような、何か再利用ができればと思う」(40代 女性)ということで、靴リサイクルについて調べてみましたところ、ある販売店では靴の「下取り」ということで、1足あたり数百円の商品券と交換しているそうです。このお店は汚れていても壊れていてもOKということで、靴をゴミに出すのも大変な昨今、大変お得な話だと思いました。下取りした靴は熱資源として利用されたりするようです。確かに靴1足に使われているゴムや革を燃やしたら大変な熱量になりますよね。

また、違うお店ではリサイクル対象は新品か新品に近いもの限定ということで、こちらは実際に次のユーザーさんへ渡り、リユース(再使用)するとのことです。リユースは災害復興マーケットなどでの販売や途上国支援などが含まれているということです。服と一緒で靴も「一度も足を通さない」状態で死蔵している方も多いのではないでしょうか? こういった形で次のオーナーさんに渡るのも靴の有効利用と言えるでしょう。

●その他

番外編として、アシートのことを大変ほめていただくご意見も多かったので一部を紹介します。

「アシートを使う前は臭いが気になり半年で捨てていました。今はお蔭様で気に入った靴を長く履けるようになりました」(20代 女性)

「我が家は主人と社会人と大学生の息子達がアシートのお陰でとても助かっています」(50代 男性)

「アシートは何年も前から使っていておかげさまで気にいった靴が臭わず助かっています」(60代 女性)

「(靴付属の)インソールは特に汚くなりやすいので、1年中必ずアシートを入れて、なるべく汚れないように気をつけます」(20代 女性)

「メンテナンス(クリーニングに定期的に出したりアシートを使用する)をきちんとするので、あまり傷まず5~10年位は使用できています。(中略)アシートがなかったら1~3年で買い替えになってしまっていると思います」(30代 女性)

かなり嬉しいお言葉を頂戴しており恐縮ですが、上でも言われているように中敷きを使うことによって靴が長持ちするということはアシートに限らず言えると思います。
その中でもアシートの特徴が「使い捨て」であり、湿気や皮脂の汚れなどを丸ごとさっぱり取り去ることができるというメリットは、靴の買い替えスパンを伸ばす、ひいては気に入った靴を長く使いたいというご要望に大変有効であると考えています。

 

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以上、簡単なアンケートを元にした情報ではありましたが、いかがでしたでしょうか。
中敷きメーカーとしましては、関連する「靴」や「靴下」「足」「歩行」などに関して、より理解を深めていかないといけないと個人的に感じております。

なお今回のアンケートにご協力いただいた方の中から抽選で10名様にアシートKタイプ(25足入り)をプレゼントさせて頂きます。
該当者様には送付先をお伺いするメールを送信致しますので、しばらくお待ちください。プレゼント付きアンケートは隔月くらいで実施する予定ですので、アシートホームページならびにメルマガにぜひご注目ください。

 

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