Vol.1 アシート製造工程の紹介

 

「知って得するインソールの豆知識」として、これから1年間に渡りアシートおよびインソールのお得な情報をお届けしていきます。

初回はアシートのことを皆様にもっと知っていただくため、アシートの製造工程をご紹介したいと思います。

アシートは神奈川県にある自社工場で作られており、段ボールメーカーとして培ってきた各種製造ノウハウを生かすため、他の製品同様にベテラン社員が各工程を手掛けています。

 

型抜き工程

まず製紙メーカーに特注している鉱物系脱臭剤「クリスライト」を配合した原反(アシートの元となる片面段シート)を足型に打ち抜く工程です。

まるでお菓子のクッキーの生地を型抜きするように、四角い段シートから足型を打ち抜いていきます。打ち抜きには厚いベニヤ板にカット刃を足の形に配置した「木型」と呼ばれる刃物が使われます。一つのシートからとれるアシートはサイズによりばらつきがあり、たとえば男性用27cmの場合ですと、写真のように7足とれます。女性用サイズの場合はもう少し増えます。

 

アシート原反
アシート原反
~1パレットあたり1000枚積まれています~
打ち抜き用の木型
打ち抜き用の木型(男性用27cm)
~青いスポンジは製品の型離れを良くするためです~
型抜き機械(オートプレス)
型抜き機械(オートプレス)
~木型を用いて連続的に打ち抜く機械です~
オートプレス給紙部
オートプレス給紙部
~アシートの素材シートが1枚づつ供給されます~
オートプレス排紙部
オートプレス排紙部
~アシートが打ち抜かれて積み上げられていきます~
~まだこの時点ではシートと一体になっています~
工程検査
工程検査
~一定枚数ごとに打ち抜き具合をチェックします~

 

このようなかたちで素材の片面段シートからアシートの形状が打ち抜かれて、シート状のまま次の工程へ搬送されます。

 

手加工・梱包工程

シート状の半製品のアシートは工場フロアとは別のアシート専用工房にて、人の手により検査・加工され、箱詰めされます。

型抜き工程でも大まかな抜き具合は検査されますが、ここではさらに細かく専任者の目により厳しいチェックを受けます。

 

アシート半製品
アシート半製品
~型抜きされた状態です~
専用工房での作業
~アシート専任者によりチェックされています~
手作業により製品化
手作業により製品化
~30枚程度を一気にシートから取出すコツのいる作業です~
1枚づつ目視検品します
1枚づつ目視検品します
~パラパラマンガのように点検しています~
山積みされた製品
山積みされた製品
~これで出荷1日分に満たない量とのことです、凄い量!~
シート余白?!
製品取出し後のシート余白
~役目?を終えた素材シート、芸術的ですね!~
~この後、粉砕・溶解されリサイクルされます~

 

ロジスティクス

アシート専用工房には専用倉庫も併設されており、販売店向けパッケージと大口個人ユーザー向け徳用パックが一定量在庫されています。出荷は時間指定等きめ細かい対応が可能な路線便にて発送されます。

 

小口のご注文用の単品在庫
小口のご注文用の単品在庫
~化粧箱パッケージの単品です~
化粧箱パッケージのカートン在庫
問屋・販売店向けカートン在庫
~タイプ・サイズごとに整然と並んでいます~
出荷を待つ路線便の荷物
出荷を待つ路線便(ヤマト宅急便)の荷物
~右上にお試しセットの封筒が見えます~

 

以上でアシートの製造工程となりますが、いかがでしたでしょうか? 昨今、いろいろな工業製品が安価な外国製から日本国内製造へ回帰している動きがありますが、アシートは今も昔も変わらず自社製造にこだわっています。今度も安定した品質のアシートを末永く販売していきたいとスタッフ一同考えています。